赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)

赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)

自分の赤ちゃんがアトピーになるなんて夢にも思わなかったことでしょう。 ご両親は慌てて病院へ行き「すぐに良くしてもらおう」と思うのが普通です。しかし、赤ちゃんアトピーは病気ではないのです。生きる為にアトピー症状を発しているだけなのです。赤ちゃんは自分でアトピーを治す術を持っているのです。

20
5ヶ月の女の子・・・生後まもなく発症、脱ステ決行!

氏名 = ○○ ○○
性別 = 女
年齢 = 0
email =
身長 = 63
体重 = 7.6
飲料水その他 = 母乳のみ
病名 = アトピー性皮膚炎
発病年 = 2006
発病月 = 10
治療 = 生後一ヶ月から約2ヶ月アンダーム、それから二週間程顔にアズノール・頭にヒルドイド、それから二週間程授乳の前に毎回(一日7.8回)ワセリン。一月末に二度だけロコイドをぬりました。
ステロイド中止(年) = 2007
ステロイド中止(月) = 2
ステロイド中止(日) = 1
アレルゲンその他 = まだ検査できていません
備考 = 赤嶺先生、初めまして。今、このサイトにたどりついて、本来ならもっと勉強してからご相談すべきだとは思いますが、薬に頼らない方法でよくなるために、一日でも早く動き出したく、相談させていただくことにしました。

娘は、生まれて半月ほどで湿疹が出来始め、一ヶ月検診の時にはホッペが真っ赤でジュクジュクした状態になり、頭皮もかさぶたが沢山できていました。その時、アンダームを処方されました。塗り始めるとよくなってきたのですが、塗らないと又湿疹が出来、徐々にぬっても赤みが残るようになってきて、体も胸より上が全体的にかさかさし始めました。生後三ヶ月になる前に、小児科を訪れ、そのときには、頭にヒルドイド、顔にはアズノールが処方されました。しかし、アズノールは塗ってもほとんど変化がなく、別の皮膚科を受診しました。そのころ、子供はかゆみがでてきており、夜も何度もおきる状態でした。かゆみの話をすると、ロコイド軟膏を一日に二度塗れば、ほとんど湿疹はひくから、そうしたらワセリンでその状態をキープしていくよう言われました。言われたとおりロコイドを一日だけ二回、その後はワセリンを塗り続けました。ロコイドを塗った時は、確かに赤みも湿疹もなくなりましたが、一週間でもとの湿疹のある状態に戻りました。色々調べるとワセリンもよくないと知り、何もつけるのをやめ、今、一番ひどい状態になりました。ホッペからはしるが出ていて真っ赤、頭皮はところどころかさぶたがあります。対面抱きをすると、私の服に顔をこすり付けてかきます。顔、耳、頭をよくかきます。かゆみから、機嫌が悪いことが多くなってきました。

ノヴァ研究所の乳酸菌やローションを購入して治療していこうと考えていますが、何をどのように使えばよろしいでしょうか。 あと、お風呂は入らない方がいいとのことですが、体を清潔に保つひつようはないのでしょうか。また、アレルギー検査を6ヶ月になったら行うべきでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。

◇ANS ○○○様
お子様の症状を目の当たりにして、厳しい毎日をお送りと思いますが、その症状になった根源の解決が必要です。その解決が出来れば理論的には解決するものです。私の予想からすると、1歳半までには克服できるものと、今までの経験からお知らせできます。 まず、この症状の根源は出産時または出産後の授菌バランスが狂ったことにあります。通常、この社会で生きるための免疫を構築するために乳酸菌を摂取するのですが、何かの原因でその条件が出来なかったとは間違いないでしょう。

雑菌群優勢の腸管では、体温36度で増殖をし毒素を分泌するために強制的に免疫は生きるために強化しなければなりません。それが、この症状の「免疫過剰」状態を作り上げるのです。それは病気ではなく、お子様が強いために起きる症状なのです。 それを病院(皮膚科、小児科とも)では、その症状のみを無くす処置を行うために、さらに基礎条件は悪化して簡単には解決できない体にすることを多く見ています。

特にご存知のステロイド剤は、体の根幹でもある「自律神経」にも影響を与え、体全体のバランスをも狂わせることにもなるのです。2月にストップしたことは正しい判断です。離脱して10日、、、厳しい状況はこれから起きてくるでしょうが、慌てなくてもお子様は自分で解決する術を持っています。苦しい顔をするでしょうが、ここは心を鬼にして頑張るしかありません。

一生に約1gしか産生しない「ステロイドホルモン」を、この小さな子供にその数倍も入れるわけですから尋常な処置ではありません。 大きな作用をする生理物質で、抗炎症、抗ストレス、自律神経安定、皮膚バリア構成等々、人間が生きるために重要な役割をしています。また、自己産生されるステロイドホルモンは全て記号を有しており、必要細胞の同記号の受容体にしか作用しないシステムとなってもいます。しかし、私にもあなたにもお子様にも作用する「フリーステロイドホルモン」を1ヶ月以上使用して体を動かすと、自己のステロイドホルモンはその細胞へ作用しなくなるのです。回復には最低3ヶ月を有することとなるのです。離脱すると、その間、ステロイドホルモン本来の役割は出来なくなり、皮膚バリアの崩壊、異常な痒みの発生、自律神経系の異常、炎症、ストレス蓄積、感染と人間が生きるために弊害となる症状が吹き出てくるのです。

しかし、多くの成人アトピーの皆様を見るにあたり、何とかここでくい止めをしない限り、1人の成人アトピー者が発生することになるのです。(大袈裟ではありません)この第一次成長期を通過するこの時期に、一生のプログラムが構築されるのです。第二次成長期(男子12~15歳)で確定なのです。小学校にはいると人目を気にするようになり、子供の心ない言葉に極度に反応するようになります。高学年になるとその傾向は一層大きくなり、中学での離脱は数倍のエネルギーを要することになるのです。高校になれば、余程の決断がない限り実行は出来ませんし、親の言葉も通じなくなるのです。 ステロイドホルモン剤を徐々に外して回復させることが出来れば、これ程の問題にはなりません。

0歳の子供でも「痒い」と感知すれば、体内にストレスによる「活性酸素」が大量に発生して、アトピー性皮膚炎の直接原因「腸内細菌」アンバランス(減少)となり、免疫過剰状態が起きるのです。風邪薬の抗生剤も同様となります。腸内細菌は、体に必要な成分を作る工場なのですが、腸管で細胞に必要な成分生成が出来ずに、一歩手前の成分で体内に侵入することから、抗体活性して異物反応(アレルギー)が起きるのです。この根源は、腸内細菌の不安定(異常減少)となります。生後1ヶ月からの発症ですから間違いなく、ここが原因となります。

アトピー性皮膚炎調整にこの腸内細菌調整が必須というのはこの為なのです。また、アトピー性皮膚炎の多くの方々の便検査をすると、正常の方の1000分の1となっています。これは子供も同様の数値となっているのです。

腸内細菌は身体の細胞に必要な成分を作り出す工場と判断して良いのです。その工場で作られた成分を各細胞へ運搬するのが「ミネラル」なのです。これも、痒いという感覚にてバランスは大きく変貌してゆきます。特に自律神経系に重要なミネラルである「マグネシウム」「カルシウム」が異常数値となり、自律神経系に指示される器官は大きく変貌してゆくのです。特に免疫は直接作用するものです。このミネラルもアトピー性皮膚炎調整には重要なポイントとなるのです。

皮膚調整にワセリンを基材とした保湿剤を使用してきたようですが、これも症状悪化の大きな要因となっているのです。油脂系使用で外部接触を遮断して反応を阻止していますが、・・・正常皮膚には皮脂膜でバリアをして皮膚呼吸しながら外部遮断して体を守っています。外敵菌が皮膚についても浸入できないようにphも「5」として、「7」の菌群が棲息できないようにしているのです。それらの主役は有用菌の「皮膚常在菌群」なのです。皮膚バリアが崩れれば、直ぐに再生できるように「皮膚常在菌」は、ステロイドホルモンを分泌して、皮脂膜を構成して外部侵入を防いでいます。ワセリンや軟膏などの保湿剤はph「7」であり、皮膚を守る「皮膚常在菌」は死滅してゆくのです。症状の出ている部分には「皮膚常在菌」は一切棲息せず、黄色ブドウ球菌群の棲息となっているのです。 腸管も「腸内細菌」、皮膚も「皮膚常在菌」と菌の棲息条件が、このアトピー性皮膚炎治療に重要なポイントとなっているようです。

アトピー性皮膚炎の結果には必ず原因があります。(原因と結果の法則)その根幹を解決しない限り、いつ再発するか判らないのです。いや、解決できないままにステロイドホルモンや抗アレルギー剤治療を行うことがどれ程危険か、今一度考えなければなりません。人間は食べて生きています。この基本で体が動くようにしない限り、いつまでもこの悩みは続くことになるのです。 「腸内細菌」「ミネラル」「皮膚常在菌」調整で全て解決するわけではありませんが、基本の考えは、「体全体を調整して結果的にアトピー性皮膚炎を克服する」といった感じとなるのです。だから再発はないのです。

「三つ子の魂百まで」と申しますように、一生のプログラムは数えの3歳で構築されるのです。満2歳なのです。・・・

モノで良くなるのであれば、これ程多くの方々が悩むことはないのですが、・・この解決には、ご両親の知識(理論理解)、家族一体の頑張りと、自然との融合が重要となります。それほど、アトピー性皮膚炎は複合した系の崩れになっているのです。 特にステロイドホルモン剤による自律神経系の乱れは、体全体の乱れにも繋がるのです。四季を感じなくなったり、昼夜反転したり、温度感知が逆転したりするのです。これらの正常化が、克服の基本となるのです。そのためには、アトピー性皮膚炎でない子供の条件を作り上げることが必要になります。

大人でも我慢できない「痒み」を、小さな体で受けているのです。皮膚感覚が麻痺するために他の感覚は敏感となり、空気の波も読みとるようにもなるのです。その感覚は、親の不安も読みとり、小さいながらに苦労をしなければなりません。

何としても解決してやってください、お子様を。

◇質問返答をいたします。
①脱入浴について
ans:一般常識からすれば、体はいつも清潔に・・・ということですが、病院の言う炎症の起きている部位をいつもきれいにして、風呂上りには保湿剤を塗ってください・・では、解決された方はおりません。炎症部位を浴槽につけた場合は、浸透圧と熱によって一気に瘡蓋は外れ、風呂上りには体液が溢れ、空気中の雑菌群が感染する条件を作るのです。皮膚における雑菌群の増殖は、増殖時に分泌する毒素を体内に侵入させないために「痒み」を発生させて、その部位を爪で削り取り、傷がつきさらに感染するのです。また、風呂上りの体温は上昇しますが、アトピーのお子様は、熱放散が出来ずに体内に熱がこもります。その熱放散のために皮膚表面の柔らかい部位を掻き崩し熱放散させ正常体温を維持するのです。風呂に入ることで、これだけ掻く条件が出来ます。その回避は、皮膚回復に大きく関与します。脱入浴者とそうでない方の改善スピードには大きく差が出ます。今は寒いですが、どうしても気になるのであれば、シャワーにして石鹸も使わずジャブジャブとお湯をかけるだけでよいでしょう。雑菌は水分を好みますので、直ぐに蓬水(phローション)処理をしてください。

②アレルギー検査は・・?
ans:しなくて良いでしょう。して結果がでてもどうするのでしょう?その成分を除去するのでしょうか?基本は一つ、お子様を解決させることですね。良くなれば検査も必要ありませんし、反応する理由もなくなります。数値が低いことを望んで安心のために行うといっても、その間の医者とのやり取りや脅しに必ず屈してしまいますし、不安が募るだけです、腹が立つだけです。 炎症度合いが酷ければ、ハウスダストをはじめ何かの数値が異常となります。そんなこと判っていますし、その解決策が一番重要なのです。除去しても何の解決にもなりません。それより、何を食べても何処にいても反応しない正常な体にすることが重要です。

下記に克服への考え方を再度まとめて書き込みますので、参考程度にお読みください。

①腸内細菌の調整を行う。
※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。
※血液型別乳酸菌 http://www.nova-souken.net/html/arigato-ketueki.html


※オーダー乳酸菌など http://www.nova-souken.net/html/arigatou-order.html

②ミネラル調整を行う。
※ここも発症の原因解決が目的。・・(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)
※天然ミネラル濃縮液 七海を摂取する。(湯冷まし等に入れる)http://www.nova-souken.net/html/nanami.html

③皮膚phを弱酸性にする。
※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。 ※四輝水というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。http://www.nova-souken.net/html/shikisui.html

④皮膚を乾燥させる。
※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)

⑤母親といつも密接にしておくこと。
※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。

⑥母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。
※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。

⑦毎日外に出すこと。
※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となりますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)

⑧自信を持つために面談が必要です。
※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。

上記はあくまでも机上の処置となっていますが、おそらく先述したように1才半までに普通の赤ちゃんと同様にピカピカの皮膚となるでしょう。

→アトピー完全克服法(生後まもなく発症)
→アトピー完全克服法(1~2歳発症)
→アトピー完全克服法(3歳~第二次性徴期発症)
→アトピー完全克服法(第二次性徴~成人発症)

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