赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)

赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)

自分の赤ちゃんがアトピーになるなんて夢にも思わなかったことでしょう。 ご両親は慌てて病院へ行き「すぐに良くしてもらおう」と思うのが普通です。しかし、赤ちゃんアトピーは病気ではないのです。生きる為にアトピー症状を発しているだけなのです。赤ちゃんは自分でアトピーを治す術を持っているのです。

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1歳3ヶ月の息子のことを相談させて下さい。

1歳3ヶ月の息子のことを相談させて下さい。
産まれてから何のトラブルもなくピカピカお肌で過ごしてきたのですが、生後8ヶ月頃から肌着のあたる部分(お腹・背中一面)に湿疹のような、かぶれた赤みが出てきました。アレルギー専門医の皮膚科に連れて行くと、「まずはステロイドで炎症を抑えて、綺麗になって又湿疹が出たらアレルギーの可能性があるからアレルギー検査をしましょう。」といわれ、4日ほどステロイドを使いました。ステロイド薬を使いたくないという思いもあり、また赤みが出た時には小児科へ連れて行きました。「12月で乾燥していることもあって洗濯物のすすぎのこしの洗剤が刺激になっているだけ」と言われ、洗濯に注意していると確かにかぶれは無くなりました。一安心して過ごしていると、どれだけかぶれてても痒がらなかった息子が寝入りばなに痒がり始めるようになり、またお腹・背中に湿疹が時々でるようになってきました。その様子を見ているのが辛く、また3日ほどステロイドを使うことが今までに3回ほどありました。

湿疹のない肌でも痒がることが不思議で、アレルギー検査をすると卵白とダニ・ハウスダストにアレルギーがあることが分かりました。ただ卵は与えたことは1度もありませんでした。家の掃除は出来る限り徹底しています。

何人かの医師に診てもらったのですが、「顔に全く湿疹が無いのでアトピーではない」と言われました。ただIgEが395と高いこともあり、体質改善に漢方医に2週間前からかかり毎日漢方薬を飲んでいます。非常に実績のある医師なので信頼しているのですが、先生の本を読んで漢方薬にも不安が出てきました。

思い返せば単に洗剤でかぶれていたところにステロイドを塗り、乾燥してるからと大量の保湿剤を塗っていたことが悪化のスタートだったように思います。それに加え時々ステロイドを使用したことがまた回復を遅らせている原因かと思います。

現在はお腹・背中(特に脇付近がいつも切れています。)・首周辺・おしりの上辺りに引っ掻き傷が耐えません。関節の内側にも多少赤みがあります。とにかく痒くてしょうがないようで、夜中は3時間くらいさすってあげないと眠れません。湿疹が出るというより、痒くてそれを掻いて傷になって、という悪循環のまっただ中にいます。傷だらけの身体・眠れない毎日・先の見えない不安でどうしてよいのか分かりません。 先生の本を読んで、四輝水使用・乳酸菌・ミネラル摂取を始めました。

顔に湿疹が全くないのアトピーではないからでしょうか。痒がる原因はステロイドの副作用なのでしょうか。どのように対処していけば良いかご教授ください。よろしくお願いします。

ANS
8ヶ月まで何のトラブルもなく進行してきて現在までの経緯から、ご推察通り洗剤の影響か、季節変化の影響で起きた症状に敏感反応し、克服理論ゼロの医者の指示に従ったことが間違いでした。ただ、これまでの事を悔やんでも仕方ありませんし、お子様の将来の問題を優先して進行しなければなりません。

ステロイド剤による影響で起きた症状は、広範囲となっておりますので、症状の時間は要するでしょうが、改善は早いと思います。これまで約5ヶ月間の痒みの影響は思わぬところに飛び火して、皮膚粘膜をはじめ、肝腎機能の循環器系や分泌系にも影響していますのでその解決が優先となります。

継続する痒みは、体内に大量の活性酸素を発生させ、腸管内の菌や臓器なども痛めます。よって、今使用している乳酸菌、ミネラルの摂取が重要となります。 基礎条件整備には最低3ヶ月は要しますので、克服時期は少し長めに設定して一歩一歩前進するのです。あまりスピードを上げる方式で表面上の処置をしても、根源から解決しなければ意味はありません。

その前に、これが本当にお子様にとって良い方法なのか、お母さん自身が納得して進行しなければなりません。自然の法則に沿った処置でなければならないのです。体の細胞は、自分が食べた食材によって作り出された成分でそれぞれ働いています。体に必要な成分は約3000種類といわれます。しかし、人はその必要な成分を理解して食べているでしょうか?それらの全てといってよい成分は、食材を介して腸管に棲息する腸内細菌が産生しているのです。また、この雑菌社会では「免疫」を保持しなければ生きてゆけないのです。この免疫成分も腸管で作られます。さらに、胃腸管内は、雑菌や有害成分が多く侵入しますが、それらを抑制したり、排泄したりするのも腸内細菌で、体内への異物侵入を防いでいるのです。腸管の粘膜に隙間があれば、異物の侵入となりますが、腸管壁にびっしりと隙間なく棲息して異物侵入を阻止しています。

皮膚も同様に異物と常に接触していますが、侵入を阻止するために皮膚表面には粘膜があり、有用皮膚常在菌が隙間なく棲息してその役割をしているのです。

この事を基礎にいろいろな処置をすれば間違った方向へは進みません。これらミクロの常在菌群が、雑菌群に対抗し腸管や皮膚で正常な環境を整備するには、1センチで約1ヶ月を要します。魔法のように改善できることはないのです。特にステロイド剤は、身体を動かす総本山「自律神経」を大きく狂わせ、恒常性維持することが出来なくなる、本当に怖い薬です。抗生剤にしても雑菌も排除しますが、有用な菌群をも同様に排除してゆきますので、結果がどうなるかお判りだと思います。保湿剤においても油脂系保湿となり、さらにphも中性であり、ph5の弱酸皮膚のバランスを崩し、空気中の雑菌群の棲息基準となり感染することになるのです。

漢方薬は、どの様な摂取方法かはわかりませんが、自然から抽出したといっても薬です。特に根モノから抽出した成分の多くはステロイド様成分となっており、アレルギー関連の薬となっています。これらの抽出に微生物を使用し、通常作用しない量まで作用することになり、大量の成分が肝臓まで到達し、排泄機能に支障をきたすこととなります。今の症状部位は特にオーバーフロー状態となっており、肝機能の低下も考えられます。簡単に漢方薬に手を出す方が多く驚いています。お子様の肝臓機能はまだまだ安定しておらず、毎日侵入する薬成分の対応で疲弊し、余剰分を第3の排泄器官皮膚より痒みを与えて排泄させるのです。肝腎機能の活性無しには皮膚の改善は見られないのです。即刻、漢方薬の中止をお奨めします。

顔に湿疹がないのでアトピーでない・・・という理論も可笑しいし、数値においても高いからアトピー、低いからそうではない・・・も可笑しい。彼らはそもそもアトピーということを理解していないのです。異物が身体に侵入するから、身体は異物を排泄させる。それは肝臓であり腎臓であり、機能が続く限り行うが、疲弊すれば皮膚から排泄させることを知らないのです。そして、誰一人、本当の改善を経験したこともないのです。患者の望むスピーディで直ぐに良くなる処置を行い、本当の根本改善は出来ていないために再発が起きるのです。

この事を基礎にこれからの進行をお奨めします。

年齢的に厳しい時期ですが、まだまだ先はは長いのです。焦らず一歩一歩改善させることが、ご本人のためにも重要なこととなります。

理論的なことは、これまでお子様の症状に対して返答してきた内容をピックアップして張り付けいたします。参考にして理論理解をしてください。

◆1歳5ヶ月のお子様に対しての返答◆

子供を思う親の気持ちは一緒で、「直ぐに良くしたい・・苦しい 思いをさせたくない」と誰でも思います。しかし、それが逆に子 供の自力回復を無くすこともあるのです。 「三つ子の魂百まで」と申しますように、子供は数えの3歳まで に一生のプログラムが構築されます。

解決には時間のかかる年齢となりますが、ここまでステロイド剤 の離脱をしたことは、素晴らしい判断だったと思います。しかし、 離脱して直ぐに良くならないのが、この薬の厳しいところで、正 常な身体のプログラムになるには何度も良くなったり悪くなった リを繰り返しながら進行しますので、出口の見えない進行ではダ ウンしてしまいます。

経過報告と現状から判断しますと、克服には1~2年ほどはかか ると思います。(今までの経験から、、長くみてですが・・・) 喘息併発ですので、その事も気にしながらの進行は、ザジデンや 気管支拡張の薬を直ぐに外せない環境にあるために、この様な状 況となるでしょう。アトピーだけで1歳未満なら当方の指導で間 違いなく1年以内に克服します。

生後間もなくからの発症ですから、間違いなく「免疫過剰」(ア トピー性皮膚炎)と判断できます。その原因は、出産時やその後 の環境でおおむね菌摂取のアンバランスとなっていますので、「 腸内環境」もアンバランスなために発症したのです。 腸内細菌は「痒み」というストレスに非常に弱く、活性酸素が生 まれ一気に減少傾向に動きます。当初は、その環境下に於いても 「乳酸菌」摂取を主的に行っておりませんので、現在に於いても 少々不安定ではないかと判断します。基本的には、これらの腸内 細菌改善で内因的改善は大方できます。また、痒みによって発生 する活性酸素で「ミネラル」(特にマグネシウム・・自律神経関 与)も大きくバランスを崩し、身体の恒常性(常に一定状況)も 不安定となり、温度調節や血圧血糖値の調整にも影響を及ぼしま す。特に、季節感覚の受け取りを間違えることが、悪化の原因に もなります。自律神経調整がアトピーや喘息解決に必要といわれ る所以です。

外部環境については、「皮膚常在菌」(皮膚を防衛する主役)を 中心に考えて、殺菌や保湿を考えなければ解決方向には向かいま せん。アトピー症状があっても良い部分と悪い部分があるその差 は・・・?、、と言っても、どの医者も判らないのです。それは、 皮膚常在菌の存在を理解していないからなのです。アトピーと判 断すれば、ステロイド・非ステロイド軟膏、ワセリン、抗生剤と 決まって処方します。厳しいですが、彼らの進行ではこの解決は 無理と思われますし、これ程多くの患者を作ったのは彼らと言う ほかありません。それほど、ステロイドという薬は、大きな障害 を起こすと共に、それを乗り越える家族は相当のエネルギーを必 要とするのです。

私は、皮膚の解決の考え方として、「乾燥」を心掛け、自力で皮 膚常在菌を棲息させる方法が一番と思っており、現在も進行して おりますが、予想通りの結果が出ております。現在使用の保湿剤 が油系でなければ問題ありませんが、油系ですとアトピー改善に 必要な条件である「皮脂」を常に脂感知することで出さなくなる のです。出来るだけ皮膚常在菌が棲息できる弱酸性のローション にて雑菌排除と皮膚常在菌棲息の条件を保つことです。

極端な方法として「脱入浴」も考えています。風呂に入らないこ とで、身体の温度差による痒みは起こらず、カサブタ脱皮による 感染も起きません。汚い感じはしますが、感染は一切起きません。 カサブタが落ちると徐々に粉状となり、症部分との断層も少なく なり、痒みも少なくなります。掻かなければ炎症も少なくなり、 次第に皮膚常在菌も棲息できる条件となり、自己のステロイドホ ルモンの活躍が出来れば、皮脂は出ます。皮脂が出ればアトピー は終了です。

1歳、、、、歩きも始め段々と「自我」に目覚め始めます。 「痒い」と判断すれば解決できるまで掻き崩します。「痛い」と 判断できるまで掻き続けるのです。内面的に解決できても、その 掻痒作用によって、いつまで経っても良くならないと判断させる 如く、傷が絶え間なく発生してゆきます。この事で、克服期間が 長いと判断しているのですが、「脱入浴」はその「痒み」を少し 軽減できるのです。股間と頭は排泄場所なので、洗うと良いでしょ う。(この方法が皮膚環境整備のすべてではありませんが・・)

喘息の治療もメカニズムが一緒なので、アトピーと同様の方法と なりますが、発作の問題がありますので注意しながらの進行が必 要です。しかし、条件整備により、極端な発作は殆ど見られなく 、徐々に反応もなくなりアトピーと同様のパターンで解決してき ます。

また、今現在、子供は母親を頼りに生きています。母親の身体か ら出る波を受けて、リラックスしたり不安を抱いたりします。子 供は母親の少しの変化も見逃しません。ちょっとの不安も「活性 酸素」を生みだし、細胞を傷つけてゆきます。逆に母親の安心と 確信は「勇気と代謝」が活性してきます。見えない世界ですが、 多くの解決を見る中の結論です。その安心の継続は「理論と知識」 にあるのです。本当のアトピー解決策をいろいろな情報の中から、 「これだ!」という理論に師事し、良くなるまで諦めずにイメー ジして進行することが重要と思います。

そこでといっては、何ですが・・仮に当方が指導する場合は、下 記のシュミレーションで行います。参考程度にお読み下さい。

①腸内細菌の調整を行う。  ※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、  ここの調整は不可欠となる。  子供に乳酸菌を摂取させる。(ヨーグルトにて)  

②ミネラル調整を行う。  ※ここも発症の原因解決が目的。・・(痒みによりミネラ  ルバランスが崩れるため)  

③皮膚phを弱酸性にする。  ※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの   有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。   

④皮膚を乾燥させる。  ※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。こ   の感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、   患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。   風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。   (病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)   

⑤母親といつも密接にしておくこと。  ※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると   不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させる   ことが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行   することが、子供を安心させることとなります。   母親の「抱っこ」は最高です   

⑥母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。  ※「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗   って 楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。   この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要   となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となり   ます。   

⑦毎日外に出すこと。  ※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、そ  の季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変  化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となり  ますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36  度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての  季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬  と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持  するためです。(車でも構いません)  

⑧自信を持つために面談が必要です。  ※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方  や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導  者の判断も確信の1つとなるでしょう。

上記はあくまでも机上ですが、間違いなく2年以内に普通の 子供のような綺麗な皮膚と喘息の出ない身体になっているこ とは間違いありません。・・間違いなくこの通りになります。

→アトピー完全克服法(生後まもなく発症)
→アトピー完全克服法(1~2歳発症)
→アトピー完全克服法(3歳~第二次性徴期発症)
→アトピー完全克服法(第二次性徴~成人発症)

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