赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)

赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)

自分の赤ちゃんがアトピーになるなんて夢にも思わなかったことでしょう。 ご両親は慌てて病院へ行き「すぐに良くしてもらおう」と思うのが普通です。しかし、赤ちゃんアトピーは病気ではないのです。生きる為にアトピー症状を発しているだけなのです。赤ちゃんは自分でアトピーを治す術を持っているのです。

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アレルギーを指摘されました。2歳7ヶ月の娘です。

娘は2歳7カ月になりますが、僕に同様アレルギーのようです。以前耳鼻科で検査しアレルギーと指摘されました。アレルゲンまでは分かりません。以前から時々皮膚科に行ってましたが、最近スイミングに通うようになり酷くなっております。今のところ処方されている薬はプレドニゾロンクリームというステロイドです。ヨーグルトは ヨーグルビジンを生後6カ月から毎日食べております。量は毎朝70g程度ですが、あまり野菜を食べず困っています。

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弱いステロイドといっても、赤ちゃんの肌の浸透圧としては、大人から比べればストロングですよ。薬の侵入によって作用はします。一生で約1gしか産生しないステロイドで体を動かせば、自己のステロイドホルモンの作用はなくなります。これら生理物質は、直接細胞へ作用し、その細胞は受容体の合致で作用するようになっています。受容体の記号が変化すれば自己のステロイドホルモンは作用できなくなるのです。 本当に気をつけてください。今年の6月からのスタートであればまだ間に合います。

厳しいと思いますが、ここは何としてもこの時期に自然条件で体を動かすようにしていなければ、思春期、特に女の子は大変ですよ。少し時間は要するでしょうが、食べて生きている人間本来のシステムに戻すことをお奨めします。最初の発症原因は、体のどこかの粘膜から異物が侵入して起きています。その粘膜調整が出来れば、異物の侵入はなくなり反応は起きなくなるのです。厳しいでしょうが、ここはその粘膜調整のために奔走するほかありません。侵入路の予測は、目、鼻、口、胃腸管、皮膚粘膜ということになります。ヨーグルト摂取は6ヶ月から行っているということなので、胃腸管粘膜については余り問題はないと思いますが、他の粘膜からの異物侵入が考えられます。耳鼻科での診断からすると、鼻、耳、口腔の粘膜の弱さということになるのでしょう。

また、クリームなどの使用で皮膚phが上昇して、粘膜構成の皮膚常在菌の減少により、粘膜に隙間が出来異物侵入路を作り出している可能性もあります。水泳後の症状変化から見ても、大量塩素入りのプールでしょうから、薄い粘膜が壊れ症状悪化することも考えられますので、症状回復まで浸透圧の高いプールは控えた方が良いかもしれませんね。

薬を外した症状が娘さんの本当の症状です。自然の状態で体維持できるようにしなければ、今後の幼稚園、学校生活なども不安だらけの環境を余儀なくされます。心を鬼にして、今一度お子様の将来の環境整備に尽力されることをお奨めいたします。

1歳を超えると自我に目覚め、本能の赴くままに行動を起こします。特に、痒いとなれば痒みが止まるまで掻き続け、掻痒癖となって皮膚の傷はなかなか回復に至らず、改善には多くの時間を要します。根気強く、異物侵入路を外油脂系保湿ではなく、自己の持つ皮膚常在菌の作用にて自然保湿できる体となれば安心なのですが・・・。

本当に根気強く、見守ることの治療も重要となります。子供の治癒力は本当に凄いものです、大人の数倍の力を持っている体なのです。親は、何も出来ない子供だからと思って直ぐに手を差し伸べるのですが、実はこれがお子様の体を弱くする原因ともなっているのです。毎日見るお子様の痒さは厳しいでしょうが、上記の基礎条件の整備によって克服できれば、一生再発することはありません。今が勝負です。兎に角、ステロイド剤は厳禁です・・・お判りでしょうが、、、。

下記に当方で実施している指導内容を記述しますので、参考程度にお読みください。

①腸内細菌の調整を行う。(乳酸菌の摂取)
 ※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる 子供に乳酸菌を摂取させる。

②ミネラル調整を行う。
 ※ここも発症の原因解決が目的。痒みによりミネラルバランスが崩れるため)

③皮膚phを弱酸性にする。
 ※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。ph4ローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。

④皮膚を乾燥させる。
 ※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す 風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)

⑤母親といつも密接にしておくこと。
 ※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。 母親の「抱っこ」は最高です

⑥母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。
 ※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろう  か?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。 この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。

⑦毎日外に出すこと。
 ※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となりますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)

→アトピー完全克服法(生後まもなく発症)
→アトピー完全克服法(1~2歳発症)
→アトピー完全克服法(3歳~第二次性徴期発症)
→アトピー完全克服法(第二次性徴~成人発症)

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