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【3】5歳男の子ステ離脱・・・2歳半からの発症、、、辛い!

氏名 = Y
性別 = 男
職業 = 保育園
年齢 = 5
身長 = 108
体重 = 18
血液型RH = +
型 = O
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水 = 井戸水
病名 = アトピー・花粉症・軽い喘息
アレルギー
発病年 = 11
発病月 = 6
治療 =2001、2歳半に、初めてアレルギー科に通い採血をして、結果{卵・そば}に反応する事がわかりました。その他、{杉・ヒノキ・ブタクサ・イネ科・}の花粉症。{犬・ハウスダスト・ダニ}へのアレルギー オノン・スプデル・テオドール(喘息)を毎日。 ネブライザー?!吸入を朝・夜 1年間。

2003の4月から、アレルギー科へは通わず(先生が県外へ転勤)、。その2カ月ぐらい前から、アトピーが少しずつ悪化!皮膚科へ=ステロイド・ワセリン・弱酸性低刺激シャンプー・アトピコローション を貰う。この皮膚科へは、2回通いました。 ステロイドを使っても、直ぐ悪化、普段から弱酸性のアトピコローションを使いながら、ステロイドを使い続ける。幹部には、アイスノンでかゆみを柔らげていました。シャワーを昼間2回(保育園でも)この時くらいから、ステロイドの使用量を減らしていきました。 7月、友達の温泉へ行って(アルカリ性)温泉の力を知りました。結果、阿蘇の地獄温泉に(強酸性)毎週通い、ペットボトルに持ち帰りました。毎日、気が付いたときに、その上澄みを幹部にスプレーし保育園でもしてもらいました。(シャワー後) 7月の中旬から1ヶ月間が一番ひどく、シーツ等は朝起きると血がついてました。外出も、人の目が面倒くさく必要以上にはでかけませんでした。

掃除を、マメに、拭き掃除は1日に2~3回カーテン・壁 を年に4回洗う。 花粉時期には、長い時間の外出をさけ、洗濯物や布団は外へ干し、取り込むときに何度もはたき、布団は掃除機をかけてました。布団のシーツは、ダニやほこりを通さないものにしています。

秋には、アトピーの5割は治り、ステロイドのほうもほとんど使わなくなり、強酸性のスプレーのみ。 12月には、強酸性から化粧品会社の弱酸性ローション(全身ローション)に変え、おしみなく使う(モイスティーヌ)。 今年、1月にはきれいになり、ほとんどアトピーも目立たなくなり、ほっとしていましたが、スギ花粉が出始めたときに、少しずつ顔を出しました。

まだ、3月まではよかったんですが、4月に入りだんだんひどくなってきました・・。 たまに、ステロイドを使っていたからかなー、と思い完全にステロイドを止めました。 今は、お風呂に、ルイボスお茶をお風呂にいれたり、天然の塩を入れたりしています。シャワーも暖かくなってから1日に1~2回しています。掃除も、相変わらずです。スプレーも、弱酸性ローションのままです。 最近になり、エバメールのゲルクリームを使い出しました。

夜は、去年の夏からですが、一晩中数回スプレーをしてあげています。 鼻水の方が、今ではひどく、夜に何度か起きることもしばしばです。リボスチン点鼻薬を使用しています。 耳鼻科には、去年の4月から通っていて、ペリアクチン・リカバリン・ムコダイン等を毎日飲んでいます。 あと、時々ペプチド(サバが原料・アレルゲン処理済み)を飲んでいましたが、本格的に飲みだしたのが、去年の6月からです。保育園でも飲ませてもらっていますが、今年の先生がマメに飲ませてくれるので、アトピーの方が急にではじめてきました。 ペプチドを飲んでいると、体の内部の悪い部分を体外へ出そうとするのですが、体調的には特別問題ありません。便も、毎日バナナのようなものをします!

食事は、元々細いのですが・・・
野菜や、煮物、が好きです。
ご飯には、4分の1割、アレルゲン処理された玄米と 大さじ一杯のアマランサスを混ぜています。 5月から、甘いものを避けるようにしました(お菓子)。砂糖は、ラカンカを使っています。

住居年 = 6
住居築(月) = 6
ステロイド離脱経験 = 有
ステロイド中止(年) = 2004
ステロイド中止(月) = 4
ステロイド歴(年) = 4
ステロイド歴(月) = 10
ステロイド使用頻度 = 時々
アレルゲン = 卵
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲン = 杉花粉
アレルゲン = ブタクサ
アレルゲン = ダニ
アレルゲンその他 = 犬
備考 =
FormsButton1 = ご相談内容確認



◇ANS

Y様
小さな我が子の痒くて辛い顔を間近に見ての生活は、親として苦しいことと思います。出来ることなら変わってやりたい気持ち、同じ親として痛いほど判ります。何としても第二次成長期、いや、小学校に上がるまでに解決したいものです。

状況は、報告にてある程度把握いたしました。

お母様のお子様の克服に対しての努力は素晴らしいものと思います・・が、結果的に解決には至っていないのです。症状結果があるわけですから、必ず原因はあるのです。何故、この子は他の子と同様の環境にありながら、発症したのか?・・が、問題なのです。医者のいうとおりに1つのことも欠かさずに行ってきたのに、今なお不安な状況にあることは、この先何を目標に進行して良いのか判らなくなってくることでしょう。その指導をしている医者も、どうしたら本当に解決するのか判らないで指導しているのですから。・・現在その数、700万人となっています。

アレルギー反応は、異物に対しての過剰反応によるものとすれば、その過剰を取り除けばよいのです。反応する免疫細胞の誤操作ということなので、免疫細胞を調整しようと多くの著明な研究家が集合して、多額な研究費を使って10数年研究していますが、未だ何一つ解明できていません。彼らは、自然というシステムを見失っているために解決できないのです。

まずは、免疫が過剰になった原因ですが、当初は皮膚状況も良いわけですが、免疫過剰により痒みが発生して、掻くことで皮膚に炎症が出て空気感染に至ります。ということは、皮膚以外の場所で最初に起こったことになります。外部から異物の侵入する場所は、腸管しかありません。その腸管には、多くの菌群(通常有用菌・乳酸菌群が多い)が棲息して、人間が摂取する食材から多くの成分を作り上げ、身体の細胞へミネラルをもって届け、身体は正常作用しています。また、これら有用菌群が正常に配備されていれば、腸管粘膜は正常であり、有用菌群が減少していたり、雑菌群に覆われると、粘膜に隙間が空くのです。その隙間から、身体に必要な成分以外のものが侵入すれば、免疫は過剰反応を起こし、痒み物質を放出することとなるのです。 ということは、腸管での菌バランスが不安定になることで発生するわけですから、正常化させれば反応は起きない事となります。

多くのアトピー患者の便検査を行うことで、この腸管不安定は確認できます。(便通がよいからということは別です)食物アレルギーの方の調整は、この事だけで解決します。また、毛髪分析を行うと、自律神経に大きく関与する「Mg、Ca」のアンバランスが見えてきます。自律神経の変調は体に大きな衝撃を与え、免疫系に於いても分泌系に於いても、循環器系に於いても作用逆転することが多くあります。特に、温度感知が逆転して、暑い場所へはいると異常な痒みを発生したり、昼夜逆転したり、季節の信号を逆にしてみたりすることも見られます。それにより、春先や秋口に大きな変化が出るのです。花粉症の解決には、腸管だけでなく鼻の粘膜調整も必要となります。ミネラル水を使用したりして有用菌群を棲息させ、粘膜が調整できれば反応もなくなります。また、鼻呼吸が重要となります。

食にも色々と苦労されていますが、食材を加工する工場の整備をすればその苦労もなくなります。だって、何も考えないでスナック菓子を食べさせたり、ファストフードで夕食したり、ケーキやお菓子を知らん顔して食べさせている母親は多くいますが、子供はアトピーにはなりません。(ま、健康な体とは言えませんが)何処が違うのでしょうか?・・必要な成分は吸収し、不必要な成分は排泄するという機能が備わっているか否かなのです。また、彼らはアトピーを意識したことはありません。 これ程頑張っているのに・・何故?、、と、いつも思われている事と思います。

子供は3歳(数え)までに一生の基本プログラムを構築します。その次は、第二次性徴期となります。2歳までに薬で動かした場合は、解決には時間を要します。今まで当方での統計からですが、自我に目覚めたときから、本能の赴くまま行動します。「痒い」と判断したその時から、「痒い」が解決するまで掻痒行為となるのです。当然傷は深く、感染条件を満たし、空気中の多くの雑菌群は傷部分へ集中します。この行為は「痛い」と感覚するまで掻くこととなるので、当然傷は深く神経まで達します。

皮膚表面の処置においても、多くの方が間違って進行しています。やまだ様の今の方法(弱酸性ローション)は問題ありません。(しかし、前の強酸性水はいただけませんが)皮膚を外敵から防衛しているのは、「皮脂膜」ですが、この皮脂膜を構成するのは、体内のステロイドホルモンが、皮脂腺に作用して、皮脂を放出させ膜が構成されます。また、皮脂膜がはがれ、外部から酸素が侵入すると、皮膚に棲息する「皮膚常在菌」(有用菌)は、嫌気性細菌のため空気を嫌い、自己を守るためにステロイドホルモンを放出して、皮脂腺から皮脂を出し、酸素から身を守ります。皮膚構成は、この「皮膚常在菌」棲息無しには出来ません。これら皮膚常在菌は、ph5で棲息しており、ph1〜3、7〜10では棲息できないのです。 また、入浴も高い浸透圧によって、酸素が皮膚へ浸入するために皮膚常在菌は死滅し易くなりますし、炎症部分のカサブタも外れ、体液が出て感染の条件を満たしますし、温度調節の取れない身体には、入浴後、異常な痒みをも要すことが多くあります。私は、それを避けるために状況に応じて「脱入浴」を薦めることがあります。今までの結果から、この脱入浴方法は、一番解決に早いと・・・思っています。(常識からすると全く逆ですが)・・・シャワーは問題ありませんが、強い圧力で症部分にかけないこと。

上記のことが基本的な考え方となりますが、今までのことは終わったことですから、これから先のたかてる君の克服を考えましょう。

これからは、どんなことがあってもステロイドホルモン剤の使用は厳禁です。また、抗アレルギー剤の使用も克服から遠ざけます。人間は食べて生きていますので、その食材の工場整備を優先に図ることです。さらに、運搬役のミネラルをバランス良く摂取して、スムーズな必要成分運搬と、自律神経調整をすることです。この2点は、克服には必須条件となります。「痒い」と感じたその瞬間に、身体から「活性酸素」が発生して、細胞異変や雑菌群の排除、腸内細菌の減少、ミネラル群の減少が起きますので現状維持のためには、常に補填は重要となるのです。

皮膚に於いては、エバメールゲルは外しましょう。今の季節は活性時期で体内には、多くの生理物質(ステロイドホルモン・ビタミンB群・酵素など)が産生されます。保湿はせずに乾燥させ、出来るだけ自力で皮脂を出させ、自力保湿できるようにすることが重要です。

しかし、これら物理的処置で解決することはありません。モノで良くなるのであれば、これ程多くの方が悩むことはないでしょう。

自分の身体は自分の「思い=意識」で動くようになっています。5歳という小さな身体ですが、自分で解決できる本能を持ち合わしているのです。しかし、知識や理解力はありませんので、母親を通しての進行しかできません。アウトラインだけ(これを摂取すれば痒みが少なくなる・・とか。)をお子様に言い聞かせ、「そうか、これをつければ痒みが減るんだ、、これを飲めばだんだん良くなるんだ」という意識づけをするのです。当然、母親がそれを本心で理解できなければなりませんが・・。また、毎日苦しい子供を見るに、疲れたり不安になたりしますので、父親の理解と母親へのサポートが重要になるのです。いわゆる家族全員が克服の理解をして、同じ思いで進行することが、たかてる君の克服には一番重要となるでしょう。特に父親の理解、サポートは克服の大きなポイントとなります。

思いついたことを書きつづりましたので、判りにくかったと思います。 人間は、必ず回復する力を持ち合わせていますので、良くなったり悪くなったりしますが、必ずよくなります。(前述しましたとおり、少し時間がかかることも理解することです)良き指導者を見つけ、落ち込むことなく頑張り続け、克服して下さい。

下記に同様のお子様への克服プログラムを記述しますので、参考程度にお読み下さい。

@腸内細菌の調整を行う。(乳酸菌の摂取)※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。

Aミネラル調整を行う。  ※ここも発症の原因解決が目的。(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)  

B皮膚phを弱酸性にする。※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。「四輝水」というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。

C皮膚を乾燥させる。※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)   

D母親といつも密接にしておくこと。※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。母親の「抱っこ」は最高です  

E母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。  

F毎日外に出すこと。※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となり  ますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬  と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)

G自信を持つために面談が必要です。※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。

上記はあくまでも机上ですが、おそらくこの事で解決の糸口とな り、克服できるものと思われます。しかし、この年齢は、少し時 間のかかる年齢となりますので、一直線で解決とは至らないと、 今までの経過から想定できます。(0歳であれば100%この通 りになります)




その他赤ちゃんのアトピーQ&A(幼児のアトピー)

■男子3歳〜5歳 【1】4歳と2歳の子供について・・・暗い気持ちです。
【2】3歳男の子ステ使用・・・アトピーの子供がいますが、今度新築します
【3】5歳男の子ステ離脱・・・2歳半からの発症、、、辛い!
【4】3歳男の子・・ステ離脱、、、リバウンドに苦しみ漢方へ
【5】2歳と4歳の子供について・・・アメリカより
【6】1歳8ヶ月保育園へ・・ステ離脱2ヶ月目
【7】4歳男の子 喘息からアトピーへ
【8】4歳男の子 3ヶ月発症 3年間ステロイド使用
【9】毎晩痒がって起きます(3回くらい)
【10】3歳男の子 生後1ヶ月より発症 ステロイド→漢方

■女子3歳〜5歳 【11】5歳直前の子供・・・皮膚炎、喘息、食物アレルギー
【12】3歳女の子プロトピック使用・・・0歳から発症、赤ちゃんの頃から便秘気味
【13】3歳の女の子・・・子供の風邪について教えてください
【14】3歳の子供・・・判らずにステロイド剤使用してしまいました
【15】3歳の女の子 掻きすぎて爪は波打っています
【16】3歳女の子  ステロイドに依存したくない
【17】3歳保育園児 やはりアトピー?
【18】4歳保育園児 脱ステ中 早く治って欲しい