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【15】3歳の女の子 掻きすぎて爪は波打っています

氏名 = ○○
性別 = 女
年齢 = 3
身長 = 96
体重 = 15
血液型RH = +
型 = A
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水 = 水道水
病名 = アトピー性皮膚炎経過観察中
発病年 = 2005
発病月 = 3
治療 =現在3歳2ヶ月の娘の母です。娘は保育園に通っています。 通園は2006年4月からです。

以下の経過を辿り、現在は関節(膝・足首・手首)のかゆみとかきむしり、耳切れ、一番悩んでいるのが昨年から季節を問わず出てくる手の指にできる水疱です。 強いかゆみを伴い、かわいそうです・・・

過去2回、保育園に通っていることもあり、悪化してとびひになってしまいました。 顔には幸い症状は出ず、今のところキレイです。

2005年3月 当時9ヶ月の頃、体に赤い湿疹ができ、小児科へ。「アトピーの可能性が高い」といわれ、アルメタ0.1%+白ワセを処方され、塗っていました。

2005年5月 同小児科より、合わせてヒルドイドソフトを処方され、血液検査も行いました。結果、食物アレルギーは何も反応が出ず、経過をみることに。

以後、現在まで2ヶ月に1度、通院していますが、診察も処方される薬も検査結果も同じことの繰り返しです。

成長とともに、体全体の湿疹が関節部位へと移行し、症状が軽くなってきたと先生は言っていましたが。

上記小児科は国立病院のため、個人の皮膚科で評判の良い所を色々と探して回りましたが、もっと強いステロイドを出され、あまりにひどい時は塗っていました。以下の通りです。

2006年11月 高熱の影響で、手全体に水疱ができ、近所の内科で単純ヘルペスではないかと診断され、アズノール軟膏と飲み薬を処方される。

2006年12月 水疱が再発し、あまりにひどく、夜も泣いて家族で眠れなかったほど。皮膚科を受診し、メサデルムを処方される。強いステロイドなので、症状が緩和する3〜4日だけ薄く塗りなさいと指示を受ける。

以後、皮膚科へ行くほど悪化した時に処方されるのは、リドメックスコーワ軟膏+白ワセ。眠れなければポララミンドライシロップを飲みなさいとのこと。それでもかゆがると言えばメサデルムを塗れと言うんです。
毎日かいて、3歳の手の爪の形は波を打ったようにいびつになってしまいました。




◇ANS
○○○様

可愛いお子様の症状に一喜一憂しながらの進行とお察し申し上げます。 ただ、いまの進行ではさらに苦しむ厳しい状況に追いやられます。それは、誰一人克服者を出したことのない皮膚科医、小児科医が、可愛いお子様の治療に当たっているからです。痒いといえばステロイド剤、炎症があればステロイド剤、湿疹いえばステロイド剤、、、と、原因も治療法も確立されていないといいながらも処置は全て一緒なのです。これも、厚生労働省官僚の天下りシステムの煽りといえるのです。

何としてもこの時期に解決の糸口を掴み、進行して小学校入学までには完全に綺麗な手に戻すことです。そして、薬の怖さを理解して、簡単に使用しないことをお薦めします。

薬を使用しないお子様の体が本当の体なのです。2年半使用したステロイド剤の影響は思ったより酷くなることは予想できます。また、免疫抑制作用もしますので、空気中に存在する多くの菌やウイルスに感染することも予想できます。もういろいろと判ってきた年齢なので苦労するとは思いますが、改善に向けてのスタートは必要でしょう。

まず、お子様はアトピー性皮膚炎ではありませんでした。ただ、いまは「ステロイド皮膚炎」といわれる、薬による影響での炎症が出ているのです。皮膚に有用皮膚常在菌が棲息して、皮膚からの異物侵入を阻止していることも知らないで治療する医者は、改善には全く逆方向の処置をするのです。ワセリンとステロイド剤の混合は、感染亢進作用もあり、感染しやすい環境つくりを生み出すのです。皮膚常在菌の死滅原因は、ワセリンにあります。油脂系の保湿は自己保湿を妨げ、ph7という保湿は、ph5前後で棲息する有用皮膚常在菌を死滅させ、その部位が中性(ph7)となり、空気中の雑菌群が棲息できる条件作りとなるのです。多くのお子様の炎症や湿疹はこのワセリンに大きく影響されています。ステロイド剤はワセリンや軟膏で埋めないと侵入できないこともあり、この方法を取るのですが、ステロイド剤自身もワセリンも悪化の原因となっているのです。

また、プールや風呂につけることも悪化の要因となりますので気をつけなければなりません。これらの場所は浸透圧があり、炎症部位深く浸透し水分を入れ込みます。ph7の部位に水分があれば、空気中の雑菌は奥深く侵入してゆきます。さらに、体内へと侵入する位置まで来ると、体は防衛のために白血球がその場所に集合して、赤く腫れるようになります。これが今の状態のような気がします。

まずは、ステロイド剤を外した時にどの様な症状が出るかによりますね。手だけの症状であれば、上記のことを気をつければ解決に至りますが、体全体に症状が出るようであればかなりの苦労を伴います。 しかし、何としてもこの1,2年で解決しなければなりません。

これまでの2年間痒みや睡眠のストレスで体内には大量の活性酸素が発生して、体の根源となる腸内細菌や自律神経もアンバランスとなっているのでしょう。安全に確実に解決するためには、体全体の調整も必要となります。一般のアトピー性皮膚炎のお子様と同様の処置が必要です。ストレスによってアンバランスになった「腸内細菌」や「ミネラル」調整も重要です。さらに、皮膚調整には「ph4ローション」(蓬水)で処置して、有用皮膚常在菌が棲息するまで待たなければなりません。

これらのバランスが整えば、体全体の調整が出来て結果的にその症状が良くなるということですから、再発は一切ないのです。そして、毛穴が出来て常に皮脂が出る条件を保持し、プヨプヨノ皮膚となり、爪も真っ直ぐにつやつやとなるのでしょう。

◆下記に3歳の同様の方々へのコメントを貼り付けしますので参考にしてください。

1歳前後からの発症は、可愛い盛りのお子様には辛い試練でしたね。それを見る親はもっと辛い思いをされたことでしょう。同じ子供を持つ親としてお察しします。 しかし、今年5月に敢行した脱ステは正解だと思いますし、素晴らしい行動です。 親の使命は、健康な体で大人にさせることです。 三つ子の魂百までと申しますように、この時期の行動と体状態が一番重要となるのです。

何としても○○ちゃんを少しでも早い回復をさせてください。

ただ、多くのお子様を診るにあたり、一番苦労しているのもこの2歳から10歳までのお子様なのです。自我に目覚め、欲望のまま行動を起こします。「痒い」と感覚すれば解決できるまで掻き崩します。その行為は癖となり、長い時間その行動を起こすために、なかなか表面の傷は解決できません。当然傷がつくと、空気中の雑菌群の感染を受け、さらに痒みが襲ってくるという仕組みなのです。 少々時間は要するものの、多くの方が頑張って解決を見ています。 ○○様も未だに厳しい環境にあると思いますが、これから書き込む内容を参考にして解決の糸口を見つけ理解して行動を起こし、○○ちゃんの克服を目指して進んでください。

アレルギー反応は、異物に対しての過剰反応によるものとすれば、その過剰を取り除けばよいのです。反応する免疫細胞の誤操作ということなので、免疫細胞を調整しようと多くの著明な研究家が集合して、多額な研究費を使って10数年研究していますが、未だ何一つ解明できていません。彼らは、自然というシステムを見失っているために解決できないのです。

まずは、免疫が過剰になった原因ですが、当初は皮膚状況も良いわけですが、免疫過剰により痒みが発生して、掻くことで皮膚に炎症が出て空気感染に至ります。ということは、皮膚以外の場所で最初に起こったことになります。外部から異物の侵入する場所は、腸管しかありません。その腸管には、多くの菌群(通常有用菌・乳酸菌群が多い)が棲息して、人間が摂取する食材から多くの成分を作り上げ、身体の細胞へミネラルをもって届け、身体は正常作用しています。また、これら有用菌群が正常に配備されていれば、腸管粘膜は正常であり、有用菌群が減少していたり、雑菌群に覆われると、粘膜に隙間が空くのです。その隙間から、身体に必要な成分以外のものが侵入すれば、免疫は過剰反応を起こし、痒み物質を放出することとなるのです。 ということは、腸管での菌バランスが不安定になることで発生するわけですから、正常化させれば反応は起きない事となります。

多くのアトピー患者の便検査を行うことで、この腸管不安定は確認できます。(便通がよいからということは別です)食物アレルギーの方の調整は、この事だけで解決します。また、毛髪分析を行うと、自律神経に大きく関与する「Mg、Ca」のアンバランスが見えてきます。自律神経の変調は体に大きな衝撃を与え、免疫系に於いても分泌系に於いても、循環器系に於いても作用逆転することが多くあります。特に、温度感知が逆転して、暑い場所へはいると異常な痒みを発生したり、昼夜逆転したり、季節の信号を逆にしてみたりすることも見られます。それにより、春先や秋口に大きな変化が出るのです。花粉症の解決には、腸管だけでなく鼻の粘膜調整も必要となります。ミネラル水を使用したりして有用菌群を棲息させ、粘膜が調整できれば反応もなくなります。また、鼻呼吸が重要となります。

食においても、食材を加工する工場の整備をすればその苦労もなくなります。だって、何も考えないでスナック菓子を食べさせたり、ファストフードで夕食したり、ケーキやお菓子を知らん顔して食べさせている母親は多くいますが、子供はアトピーにはなりません。(ま、健康な体とは言えませんが)何処が違うのでしょうか?・・必要な成分は吸収し、不必要な成分は排泄するという機能が備わっているか否かなのです。また、彼らはアトピーを意識したことはありません。 これ程頑張っているのに・・何故?、、と、いつも思われている事と思います。

子供は3歳(数え)までに一生の基本プログラムを構築します。その次は、第二次性徴期となります。2歳までに薬で動かした場合は、解決には時間を要します。今まで当方での統計からですが、自我に目覚めたときから、本能の赴くまま行動します。「痒い」と判断したその時から、「痒い」が解決するまで掻痒行為となるのです。当然傷は深く、感染条件を満たし、空気中の多くの雑菌群は傷部分へ集中します。この行為は「痛い」と感覚するまで掻くこととなるので、当然傷は深く神経まで達します。

皮膚表面の処置においても、多くの方が間違って進行しています。皮膚を外敵から防衛しているのは、「皮脂膜」ですが、この皮脂膜を構成するのは、体内のステロイドホルモンが、皮脂腺に作用して、皮脂を放出させ膜が構成されます。また、皮脂膜がはがれ、外部から酸素が侵入すると、皮膚に棲息する「皮膚常在菌」(有用菌)は、嫌気性細菌のため空気を嫌い、自己を守るためにステロイドホルモンを放出して、皮脂腺から皮脂を出し、酸素から身を守ります。皮膚構成は、この「皮膚常在菌」棲息無しには出来ません。これら皮膚常在菌は、ph5で棲息しており、ph1〜3、7〜10では棲息できないのです。 また、入浴も高い浸透圧によって、酸素が皮膚へ浸入するために皮膚常在菌は死滅し易くなりますし、炎症部分のカサブタも外れ、体液が出て感染の条件を満たしますし、温度調節の取れない身体には、入浴後、異常な痒みをも要すことが多くあります。私は、それを避けるために状況に応じて「脱入浴」を薦めることがあります。今までの結果から、この脱入浴方法は、一番解決に早いと・・・思っています。(常識からすると全く逆ですが)・・・シャワーは問題ありませんが、強い圧力で症部分にかけないこと。

上記のことが基本的な考え方となりますが、今までのことは終わったことですから、これから先のお子様の克服を考えましょう。

これからは、どんなことがあってもステロイドホルモン剤の使用は厳禁です。また、抗アレルギー剤の使用も克服から遠ざけます。人間は食べて生きていますので、その食材の工場整備を優先に図ることです。さらに、運搬役のミネラルをバランス良く摂取して、スムーズな必要成分運搬と、自律神経調整をすることです。この2点は、克服には必須条件となります。「痒い」と感じたその瞬間に、身体から「活性酸素」が発生して、細胞異変や雑菌群の排除、腸内細菌の減少、ミネラル群の減少が起きますので現状維持のためには、常に補填は重要となるのです。

皮膚に於いては、今の季節は体温保持時期で、体内では活性させる生理物質(ステロイドホルモン・ビタミンB群・酵素など)の産生が減少します。それでも出来るだけ保湿はせずに乾燥させ、自力で皮脂を出させ、自力保湿できるようにすることが重要です。

しかし、これら物理的処置で解決することはありません。モノで良くなるのであれば、これ程多くの方が悩むことはないでしょう。

自分の身体は自分の「思い=意識」で動くようになっています。3歳という小さな身体ですが、自分で解決できる本能を持ち合わしているのです。しかし、知識や理解力はありませんので、母親を通しての進行しかできません。アウトラインだけ(これを摂取すれば痒みが少なくなる・・とか。)をお子様に言い聞かせ、「そうか、これをつければ痒みが減るんだ、、これを飲めばだんだん良くなるんだ」という意識づけをするのです。当然、母親がそれを本心で理解できなければなりませんが・・。また、毎日苦しい子供を見るに、疲れたり不安になたりしますので、父親の理解と母親へのサポートが重要になるのです。いわゆる家族全員が克服の理解をして、同じ思いで進行することが、お子様の克服には一番重要となるでしょう。特に父親の理解、サポートは克服の大きなポイントとなります。 思いついたことを書きつづりましたので、判りにくかったと思います。 人間は、必ず回復する力を持ち合わせていますので、良くなったり悪くなったりしますが、必ずよくなります。(前述しましたとおり、少し時間がかかることも理解することです)良き指導者を見つけ、落ち込むことなく頑張り続け、克服して下さい。

下記にこれまでの方々への指導内容を書き込みますので参考にしてください。

@腸内細菌の調整を行う。(乳酸菌の摂取)※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。

Aミネラル調整を行う。  ※ここも発症の原因解決が目的。(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)  

B皮膚phを弱酸性にする。※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。「四輝水」というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。

C皮膚を乾燥させる。※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)   

D母親といつも密接にしておくこと。※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。母親の「抱っこ」は最高です  

E母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。  

F毎日外に出すこと。※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となり  ますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬  と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)

G自信を持つために面談が必要です。※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。

上記はあくまでも机上ですが、おそらくこの事で解決の糸口とな り、克服できるものと思われます。しかし、この年齢は、少し時 間のかかる年齢となりますので、一直線で解決とは至らないと、 今までの経過から想定できます。(0歳であれば100%この通 りになります)





その他赤ちゃんのアトピーQ&A(幼児のアトピー)

■男子3歳〜5歳 【1】4歳と2歳の子供について・・・暗い気持ちです。
【2】3歳男の子ステ使用・・・アトピーの子供がいますが、今度新築します
【3】5歳男の子ステ離脱・・・2歳半からの発症、、、辛い!
【4】3歳男の子・・ステ離脱、、、リバウンドに苦しみ漢方へ
【5】2歳と4歳の子供について・・・アメリカより
【6】1歳8ヶ月保育園へ・・ステ離脱2ヶ月目
【7】4歳男の子 喘息からアトピーへ
【8】4歳男の子 3ヶ月発症 3年間ステロイド使用
【9】毎晩痒がって起きます(3回くらい)
【10】3歳男の子 生後1ヶ月より発症 ステロイド→漢方

■女子3歳〜5歳 【11】5歳直前の子供・・・皮膚炎、喘息、食物アレルギー
【12】3歳女の子プロトピック使用・・・0歳から発症、赤ちゃんの頃から便秘気味
【13】3歳の女の子・・・子供の風邪について教えてください
【14】3歳の子供・・・判らずにステロイド剤使用してしまいました
【15】3歳の女の子 掻きすぎて爪は波打っています
【16】3歳女の子  ステロイドに依存したくない
【17】3歳保育園児 やはりアトピー?
【18】4歳保育園児 脱ステ中 早く治って欲しい