アトポス便りバックナンバー

アトポス便りバックナンバー 2月号

いやはやもう2月、、、節分です、立春となりました。

多くの相談返答に追われ、息つく暇もなかった1月、、、新たな相談者が続々来られ、名前もお顔もすぐに判断できないほど、急激に増えてきたような気がします。
相談を聞くと、医者の説明不足と、脅し文句が気になります。また、乳児定期健診での保健師の言葉・誘導もステロイド剤地獄の門となっているようです。その行動の終着駅は、すべてステロイド剤への進行コメントです。「取り合えず、、この大火は消してそれから考えましょう」と、原因説明なしのステロイド剤処置です。

また、他のサイト相談返答においても、一般に装った様なコメントが気になります。「直ぐに皮膚科に掛かった方がいいですよ」「それは直ぐにステロイド剤処置ですよ」「皮膚科の専門の先生に相談されたほうが良いです」と、国税を使って書き込みをしているのです。
医者は何を考えているのでしょう。もう直ぐそばに、健康保険率の上昇が目に見えているのに、、、率が高くなれば魔の薬「ステロイド剤」を処方する両親はいないし、成人の方も行かない。そうなれば、皮膚科は生きてゆけないことになるのは目に見えているのに・・・いつまで馬鹿なことをしてるのでしょうか。しっかりと理論会得し、本当の治療を進めることが優先なのに、、、困ったお医者様たちです。
今回の補正予算にもステロイド剤事業が含まれているようです。おそらく数百億のお金が、1年の本予算と補正予算に計上され、泡の様に使うのでしょう、、、皆さんが差し出した税金です。
この補助金関連の詳細は別途特集を組んでご報告したいと思います。

さて、今回のお題は、「皮膚は考える」の最終となります「体の健康・心の健康も皮膚から」です。途中例題などを省いたために、繋がらない部分もありますが、想定してお読みください。次回からは、いろいろな「アトピー情報を斬る」というテーマで、理論的にぶった切ります。

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1.身体の健康、こころの健康も皮膚から
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「病は気から」という古くからの表現があります。ふつうは、「病気は気の持ち方一つで悪くもなり、良くもなる」という意味で使われます。さらに「気」を調べてみますと、「精神」「心の動き」といった項目に混じって「生命の原動力となる勢い」、さらには「天地間を満たし、宇宙を構成する基本と考えられるもの。また、その動き」とあります。
これは東洋医学ないし中国哲学に由来する発想です。

「病」と「気」の関係といっても、西洋医学的な考え、つまり、精神的なストレスがさまざまな病気の原因である、という考えとも少し違います。西洋医学では、胃潰瘍からガンにいたるまで、病気と精神的な因子との関わりについてさまざまな分野で追究され、それなりの成果をあげてきました。

そんな関係を解き明かす実験を皮膚で試みました。その結果、「気」を単に精神的スドレスには置き換えられない、もっと深い「気」と皮膚との関係があることが見えてきました。
まず環境と生体のインターフェイスである皮膚について、環境因子が皮膚、あるいはそれを通じて生体に及ぼす影響について説明します。「気」の持つ本来の意味に迫ってみる、これはすなわち東洋医学のメカニズムを考察することにつながります。そして最後に、皮膚の健康が全身の健康につながっている可能性について言及します。

■外部環境と皮膚

皮膚は生体と外界の境界です。そのため外界に変化が起きれば、それに応じた変化が皮膚に起きます。環境湿度が低下すると、それに順応するため角層バリア機能は向上します。
皮膚は外部刺激に対して通常より敏感になっています。普通の湿度条件下では変化を示さない程度のバリア破壊や石鹸の塗布による肌荒れ状態になると、表皮の増殖が激しくなり、炎症も観察されるようになります。アレルギー性の応答も乾燥した環境下ではより顕著に現れることが確認されます。また痒みのもとであるヒスタミンやそれを分泌するマスト細胞の数も乾燥した環境下で増えることが確認できます。

これらの変化は、角層が環境に順応するまでの問、皮膚をより敏感にすることによって生じたものです。万が一、角層に障害が起きた場合に、免疫系バリアをより速く発動するための「臨戦態勢」の状態と言えます。

現代社会では皮膚が急激な湿度変化にさらされる機会が増えています。都市化による温度変化についてはよく語られますが、湿度のほうも大きな変化、乾燥化が進んでいることは、私たちの健康を考える上では留意すべきことと思います。また、私たちが住む家屋は、一般家庭でもアルミサッシの普及などで、近年、密閉性がやたら高くなりました。密閉性がむしろ売り言葉になっています。
そのため冬季の屋内は湿度が80%にも達することがある一方で、夏季はエアコンの機能向上でオフィスビルなどでは20%台ということがあります。しかし、そのとき屋外では夏はヒートアイランド現象で高温多湿、冬は乾燥化が進んでいます。そのため都市生活者は極端な湿度変化に肌をさらすことになります

1970年代後半にはアトピー性皮膚炎患者はまだ珍しく、周囲から感染性の皮膚病ではないかと疑われ、気持ち悪がられ、身の置き所のない辛い思いをしたことでしょう。しかし今では小学生から高校生までアトピー性皮膚炎に罹患した経験者が半数近くになっています。花粉症同様、これにもさまざまな原因が挙げられていますが、生活環境、すなわち都市化による乾燥化と、住宅様式変化による劇的な湿度変化に肌がさらされているのも重要な因子であると考えています。

■精神的ストレスと皮膚

脳が感じたストレスが全身に影響する仕組みについては、ストレスを感じたとき、脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが放出され、それが文字通り副腎皮質を刺激してグルココルチコイドと呼ばれるホルモンを全身に向けて分泌するのです。

環境変化が情動性のストレスを引き起こしていることが確認されました。情動性ストレスにともなう内分泌系の変化はグルココルチコイド以外にもいくつか想定できます。
生活環境が変化すると情動性ストレスによって内分泌系の変化を介して皮膚バリア回復の遅延が起きること、ストレスの緩和、内分泌系の調整によってその遅延を制御できることが確認され我々の生活の中のさまざまな精神的ストレスが皮膚角層のバリア機能に影響を及ぼすことは明らかです。
好きな音楽を聴いてもよいでしょうし、美術作品の鑑賞によってリラックスできる場合もあるでしょう。あるいは時間に余裕があれば大自然の美しさに触れるのもよいでしょう。おそらくストレスの緩和、心のリラックスは五感のそれぞれを通じて可能であろうと考えられます。

現代社会は、そこに生きる人々の心にさまざまなストレスを与えます。とくに近年、日本においては、経済の低迷や雇用条件の変化、高度情報化などによって、今までにないほどさまざまな心的ストレスが発生しているように思われます。
物理的な環境変化、そして社会的な変化による心理的な環境変化、どちらも全身の健康に影響を及ぼします。それがより顕著に現れるのが、環境と身体の境界をなす皮膚であるように思います。

■鍼灸の科学と皮膚科学

西洋医学はすべてが何らかの原因と結果に還元できるという医学の考え方です。しかし、この方法論は生体のように多くの因子が複雑にからみあった系では単純すぎて逆に落とし穴に陥る可能性があると思います。薬の副作用に見られるように、その効果も一対一の関係ではありません。
わたしたちの身体はひとつの「複雑系」です。些細な身体の異常が重大な病を引き起こすこともよくあります。そして、そういう場合の身体の異常と病との因果関係は、そう簡単に答えがでるものではありません。

一方の東洋医学は、これまた偏見ですが、、解剖学的メカニズムの解明などは、形而上的な「陰陽五行説」などに収納してしまって、あとは、ひたすら実践あるのみ、その経験の積み重ねのみを主体に発展してきたように思われます。そのためアジアの中では明治以降、とくに西洋化を急いだ日本人には、それを正当な医学あるいは医科学として受け入れるのをためらう傾向が根付いてしまったように思います。

東洋医学では皮膚への何らかの刺激により全身の疾患を治療することが一つの大きな方法論になっています。また、これまで述べてきたように皮膚にはかなり精妙な情報処理機能が備わっていることが予想されます。

皮膚表面で抵抗値が高いのは角層です。しかし死んだ細胞と脂質の集積である角層が局所特異的な電気的性質を示すとは考えられません。また真皮はいわば電解質溶液に満たされたコラーゲンのゲルであり、抵抗は低く、明瞭な線で描かれる電気の通り道を形成するとは思えません。
したがって、消去法で考えると、経絡間の特異な電気的性質は表皮、神経、および血管系に由来するとしなければなりません。そういう複数の経路を行ったり来たりして情報としての「気」が伝わるので、その伝播速度は神経に比べてずいぶん遅く、かつ解剖学的に経絡に相当するようなものが見えてこないのでしょう。

経絡の存在を科学的に裏付けるためには、体表の経穴からの入力情報が内臓に伝わる点、そしてその点がつながっているような場を想定する必要があります。そのような場としては、脊髄分節と大脳感覚野の二つの可能性が挙げられると思います。

脊髄は竹のごとく節に分かれています。身体の皮膚への刺激は、その部位によって異なる節に入力されます。一方、内臓からの神経もそれぞれ異なる節につながっています。そのため身体の表面の皮膚の特定の部分への情報と、特定の内臓から来た情報が同じ節の中で交錯することになります。その結果、内臓の異常が、身体の表面、特定の部位の皮膚の痛みとなって現れることがあります。これを関連痛といいます。
たとえば、心臓の異常は左胸から左手の内側を通って小指までの体表に痛みとして現れます。胃の病変はみぞおち、膵臓の病変はその下の腹部表面に現れるのは順当に思えますが、胆嚢の病変の関連痛はなんと右肩に現れます。
このように脊髄で皮膚からの神経と内臓への神経(あるいは皮膚への神経と内臓からの神経)へとそれぞれの情報が交錯します。そこで体表の経穴と内臓との連絡が成立している可能性があります。

一方、大脳皮質の体性感覚野の分布を見ると必ずしも頭の上から足の裏まで順番に並んでいるわけではありません。親指の隣りに眼があったり、足指の隣りに生殖器の感覚野があったりします。さらに注目すべきは、内臓に作用する経穴が集中している耳の体性感覚野の隣りに内臓感覚野が存在していることです。ですから耳介の経穴への刺激が大脳皮質感覚野で内臓感覚野に刺激を及ぼす可能性もあります。

脊髄や大脳皮質感覚野は全身からの情報が交錯している、集中情報管理システム室です。そこには体表からの情報もあり、内臓からの情報もあり、逆に結果として体表や内臓に向かう情報もあります。それらの交錯の結果、体表の特定の点と特定の臓器が結びつき、経穴となっているのでしょう。

さらに皮膚も情報管理システム室であり、そこで経穴をつなぐ情報の流れの道筋が、経穴と経穴を結ぶ経絡になっているという大胆な仮説を考えています。大脳で高度情報処理を行なっているさまざまな情報伝達物質とその受容体が、表皮ケラチノサイト細胞に存在し、大脳の中の細胞と同様の電気化学的情報処理のデバイスとして機能しています

全身を統御する情報経路としては、神経系、循環器系がその役割を担っていると考えられてきました。それらと同様、体表にも全身を統制する情報の流れがあり、それが経絡です。「内臓」を統制するには神経系、循環器系で十分でしょう。
しかし生命は常に変化する外部環境の中で恒常性を維持しなければなりません。その場合、外部環境との境界を成す体表にも、全身の恒常性維持機能を保つための情報の入り口と、情報の流れが存在することは、合目的的であると考えられます。

■皮膚科学の可能性

東洋医学については未だにその存在をうさんくさいものと見なし、科学的検証の対象とすることを避ける風潮が認められます。その理由は、効果が実証できる反面、作用するしくみや機能が明確に説明できないことにあると言いましたが、その最大の理由は鍼灸における入力点である皮膚という組織についての理解が未熟であるためではないかと考えられます。
表皮と神経系、内分泌系の接点がようやく見えてきた今、勇気ある研究者によって実験科学的なメカニズムが解明されることが期待されます。

※先月は多忙の為に編集できませんでした「Q&A]は何処かの週で送信します。

 

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