1. 【23】3歳の娘の肌が乾燥して成長するに従い鮫肌で黒ずんだ状態です。

    初めまして、2人の娘がいます。上の子が産まれて気づいた時には肌が乾燥して成長するに従い鮫肌で黒ずんだ状態です。顔だけは普通です。天然ものならいいかなと思い馬油を当初ぬりました。効果は無く、雑誌で見たアトピタを塗るとすべすべにはなりましたが、成分を調べているうちに昨年の冬界面活性剤、合成洗剤の怖さにたどり着き、塗ることをやめてしまいました。それまで冬のみアトピタを塗っていました。

    昨年(株)ライトウェーブ様のママプレマ(界面活性剤0のボディ洗浄料、炭酸水素ナトリウム主成分)を購入して体は極力石鹸を使用せず浴槽のぬるま湯でなでる程度にしています。頭皮は石鹸(石鹸素地)で洗っています。かゆみは真冬の乾燥時に訴えますが、寝られないほどではありません。アトピタは現在は塗ってはいません。

    本人も肌が他の子より黒いと思っているらしく時々口に出しています。他の方のアトピーのご相談等読ませていただき、私の相談は軽すぎるようですが、保湿ケア等すべきか何を塗ってあげるのがいいのか迷っている時にこのサイトにたどり着きました。下の子も乾燥ぎみですが、上の子ほどではありません。現在もう1人妊娠中でその子の保湿ケア等も考えている時期です。お忙しいかと思いますがアドバイスをいただければ嬉しく思います。(上の子は完全母乳で下の子は仕事復帰が早かったので半年から昼間はミルクであとは母乳です。母乳に関しては栄養等意識して和食中心で過ごしていました。)アレルギーはありません。



  2. 同じお子様なのに上のお子様と下のお子様で差が出ることは、何かが原因で発生していることは間違いありません。お書き込みの内容から、生後まもなくから乾燥肌だったということですが、秋から冬にかけての出産などではこの様なことが起きやすいのです。人間は体温36度をベース(多少の差はありますが)に体が動くように造られています。冬の外気は体温よりはるかに低く熱を逃がさないようにするために、体内で産生されるステロイドホルモンが少なくなり代謝を抑え熱を逃がさないようにして生きているのです。よって、皮脂はあまり出ず、乾燥状態になる肌が普通なのです。

    多くのお母さんは、そのことを気にして保湿したり薬を塗ったりして、シトシトの肌を好みますね。それが結果的に不幸を招く原因となるのです。馬油を塗ったり油脂系で保湿をすれば、自己産生の皮脂を出さなくなります。よって、保湿をすればするほど乾燥皮膚となることは間違いありません。また、皮膚のphも上昇し、中性となり、空気中にいる雑菌群の温床となり感染を招くことになります。皮膚表面には有用な皮膚常在菌が1センチ四方に約100万個も棲息して、外部からの異物侵入を阻止しているのです。その皮膚の正常phは「5」前後となります。この皮膚常在菌の存在を意識して処置しなければ正常皮膚とはなりません。よって、当方では、ph7の雑菌群の阻止と有用菌群の保護の為にph「4」の水系のローションを使用してその条件整備をします。

    また、この環境時に浸透圧の強い浴槽に入ると、炎症部位に水分が多く含むことで空気中の雑菌群が蔓延り、排除の為に痒みが異常に発生しますし、浸透圧により体温が上昇し、その熱を逃がすのに通常は汗をかいて逃がすのですが、この症状のお子様は逆転していますので、皮膚を掻き破って熱を逃がします。入浴することで痒みが出るというのはこの2点が原因です。私は、脱入浴を推薦しています。乾燥させて、雑菌群が侵入できないようにすることと、浸透圧による体温上昇を防ぎ痒みを発生させないことが重要なのです。

    表面皮膚だけの問題であればこの考え方だけで問題は解決します。が、出産時に発生した免疫過剰による症状であれば、その限りではありません。出産時に産道で有用菌を摂取できなければ、腸管環境が変化します。免疫は腸管で作用し、腸管の条件整備が出来ていなければ、粘膜も荒れ異物の侵入が容易となり、身体は危険に冒され免疫系が過剰にならなければ異物の侵入に対応できません。腸管内の有用菌群が少ないためにお母さんの母乳もアミノ酸に分解できず、中間物質で腸管から侵入するために免疫は「異物」と判断し、排除措置をします。通常は肝臓と腎臓で排除しますが、毎日の大量侵入の為に対応できず、第3の排泄機構皮膚に痒みを与え掻き破らせて排泄させます。これが乳児のアトピーといわれる症状の本性です。

    ということは、第一原因である腸管環境を整備し、その根源を解決することが重要な措置となります。また、継続する痒みの激しいストレスにより体内に大量の活性酸素が発生し、腸内環境もさらに崩れ、重要なミネラルバランスも崩し、継続すれば根幹である「自律神経系統」も不安定となり、長い出口のないトンネルへと入り込みます。ミネラルバランス調整も重要な必須処置となります。

    う〜ん、お子様が0歳であれば間違いなく上記の処置で1歳半までには解決(フローラ会入会であれば)されるのですが、3歳になったお子様は、自我に目覚め本能や感覚通りに行動しますので、痒いと判断すれば解決できるまで掻き崩し、目的である皮膚改善は時間がかかるというのが当方の見解です。この方法を理解できる大人であれば、その思いが身体に通じ作用しますが、お子様は理解できませんので、身体に意識させることが出来ません。特に2〜10歳のお子様の克服には苦労させられるのが現状です。全てではありませんが、これまでの掻痒癖もその原因の一つです。

    季節や生活環境によって、身体も変化し厳しい状況を余儀なくされる例は多く見ます。

    今、ご懐妊のお子様については上記の通り、例え症状が出ても1年で解決できると思われますし、通常のお子様より健康となり、皮膚も白くなることは間違いありません。発症の原因は、産道とすれば産道調整をしっかり出来れば、発症する事はなくなります。ちょっと常識とは外れると思われますが、妊娠中の性行為が重要となります。産道に粘液を浸潤させ、雑菌群の排除と有用菌群の保護という行為になります。この事も今のアトピー児発症の原因の大半ということも考えられます。また、出産前に産道に抗生剤処置をしないことがとても重要です。多くのアトピー発症の原因はここにあります。

    この様なことを意識して処置すれば、自然に解決方向へ向かうでしょう。ただ、一朝一夕では解決には至りません。少し長い期間を設定して根気強く、小学校に上がるまでにという感じで進行させることが、途中の症状変化に右往左往しなく回り道しない方法です。

    下記に以前の返答内容を記載しますので参考にしてください。

    ■3歳の女の子へ

    生後間もなくの耳切れは、間違いなく一時的な受菌異常となります。(理由はいろいろと考えられますが・・)免疫過剰状態となっていたのでしょう。そして、一時的に解決を見たのでしょうが、2歳からの再発では、どの親御さんも病院に行っての処置を考えますので、ステロイドホルモン剤での治療も致し方ないでしょう。

    しかし、多くの成人アトピーで苦しむ皆様は、ここからスタートなのです。(全員ではありませんが、殆どです) 免疫過剰を起こしている根源は、ステロイドホルモンが不足して起きることではありません。腸管が整備できないために、異物侵入が起きてそれを排除するために、IgE抗体が異常に働き始めるのです。生きるためなのです。病気ではありません、強いからこの症状が出るのです。

    一生80年で体内から約1gしか産生しないステロイドホルモン。大きな作用をする生理物質で、抗炎症、抗ストレス、自律神経安定、皮膚バリア構成等々、人間が生きるために重要な役割をしています。また、自己産生されるステロイドホルモンは全て記号を有しており、必要細胞の同記号の受容体にしか作用しないシステムとなってもいます。しかし、私にもあなたにも「りおんちゃん」にも作用する「フリーステロイドホルモン」を3ヶ月以上使用して体を動かすと、自己のステロイドホルモンはその細胞へ作用しなくなるのです。回復には最低3ヶ月を有することとなるのです。離脱すると、その間、ステロイドホルモン本来の役割は出来なくなり、皮膚バリアの崩壊、異常な痒みの発生、自律神経系の異常、抗炎、ストレス蓄積、感染と人間が生きるために弊害となる症状が吹き出てくるのです。次に使用した「プロトピック軟膏<タクロリムス>」も「免疫抑制剤」であり、自己の免疫を低下させるために使用するのです。非常に怖い成分です。簡単な菌やウイルスにも感染してしまいますし、炎症が引かなくなるのも当然なことなのです。

    しかし、多くの成人アトピーの皆様を見るにあたり、何とかここでくい止めをしない限り、1人の成人アトピー者が発生することになるのです。(大袈裟ではありません)すでに、3歳をすぎていますが、この第一次成長期を通過したこの時期に、一生のプログラムが構築されるのです。第二次成長期(女子10〜13歳)で確定なのです。小学校にはいると人目を気にするようになり、子供の心ない言葉に極度に反応するようになります。高学年になるとその傾向は一層大きくなり、中学での離脱は数倍のエネルギーを要することになるのです。高校になれば、余程の決断がない限り実行は出来ませんし、親の言葉も通じなくなるのです。

    アトピー性皮膚炎の直接原因「免疫過剰」は、「腸内細菌」アンバランスに影響されており、腸管で細胞に必要な成分生成が出来ずに、一歩手前の成分で体内に侵入することから、抗体活性して異物反応(アレルギー)が起きるのです。いわゆる腸管粘膜の異常によるものです。この根源は、腸内細菌の不安定(異常減少)となります。抗生剤の使用により大きく減少しますし、痒いという感覚だけでストレスとなり、活性酸素により腸内細菌が異常減少することとなるのです。

    アトピー性皮膚炎調整にこの腸内細菌調整が必須というのはこの為なのです。また、アトピー性皮膚炎の多くの方々の便検査をすると、正常の方の1000分の1となっています。これは子供も同様の数値となっているのです。

    食物アレルギーにおいても、この調整を行えば異物侵入する粘膜箇所は正常になりますので、反応はなくなるのです。(反応がなくなり、症状が安定しても数値は出る場合がありますが、症状が出なければ問題ありませんし、その継続で数値も正常値へ戻ります)RAST・RIST検査数値も気になるでしょうが、症状と数値は比例しませんので、気にしないことです。

    腸内細菌は身体の細胞に必要な成分を作り出す工場と判断して良いのです。その工場で作られた成分を各細胞へ運搬するのが「ミネラル」なのです。これも、痒いという感覚にてバランスは大きく変貌してゆきます。特に自律神経系に重要なミネラルである「マグネシウム」「カルシウム」が異常数値となり、自律神経系に指示される器官は大きく変貌してゆくのです。特に免疫は直接作用するものです。このミネラルもアトピー性皮膚炎調整には重要なポイントとなるのです。

    皮膚調整にワセリンを基材とした保湿剤を使用しているようですが、これも症状悪化の大きな要因となっているのです。油脂系使用で外部接触を遮断して反応を阻止していますが、・・・正常皮膚には皮脂膜でバリアをして皮膚呼吸しながら外部遮断して体を守っています。外敵菌が皮膚についても浸入できないようにphも「5」として、「7」の菌群が棲息できないようにしているのです。それらの主役は有用菌の「皮膚常在菌群」なのです。皮膚バリアが崩れれば、直ぐに再生できるように「皮膚常在菌」は、ステロイドホルモンを分泌して、皮脂膜を構成して外部侵入を防いでいます。ワセリンや軟膏などの保湿剤はph「7」であり、皮膚を守る「皮膚常在菌」は死滅してゆくのです。症状の出ている部分には「皮膚常在菌」は一切棲息せず、黄色ブドウ球菌群の棲息となっているのです。 腸管も「腸内細菌」、皮膚も「皮膚常在菌」と菌の棲息条件が、このアトピー性皮膚炎治療に重要なポイントとなっているようです。

    アトピー性皮膚炎の結果には必ず原因があります。(原因と結果の法則)その根幹を解決しない限り、いつ再発するか判らないのです。いや、解決できないままにステロイドホルモン治療を行うことがどれ程危険か、今一度考えなければなりません。人間は食べて生きています。この基本で体が動くようにしない限り、いつまでもこの悩みは続くことになるのです。(期間が長くなればなるほど、継続したストレスが発生して内部環境はさらに悪化して症状範囲も広がることになります)

    「腸内細菌」「ミネラル」「皮膚常在菌」調整で全て解決するわけではありませんが、基本の考えは、「体全体を調整して結果的にアトピー性皮膚炎を克服する」といった感じとなるのです。だから再発はないのです。

    「三つ子の魂百まで」と申しますように、一生のプログラムは数えの3歳で構築されるのです。満2歳なのです。・・・「りおんちゃん」は年齢をすぎていますので、少々の時間は要するでしょうが、何としても小学校に入学するまでには、何処にいても何を食べても反応しない体にすることをお薦めします。

    モノで良くなるのであれば、これ程多くの方々が悩むことはないのですが、・・この解決には、ご両親の知識(理論理解)、家族一体の頑張りと、自然との融合が重要となります。それほど、アトピー性皮膚炎は複合した系の崩れになっているのです。 特にステロイドホルモン剤による自律神経系の乱れは、体全体の乱れにも繋がるのです。四季を感じなくなったり、昼夜反転したり、温度感知が逆転したりするのです。これらの正常化が、克服の基本となるのです。そのためには、アトピー性皮膚炎でない子供の条件を作り上げることなのです。

    大人でも我慢できない「痒み」を、小さな体で受けているのです。皮膚感覚が麻痺するために他の感覚は敏感となり、空気の波も読みとるようにもなるのです。その感覚は、親の考えも、他人の考えも読みとり、小さいながらに苦労をしなければなりません。

    何としても解決してやってください。

    @腸内細菌の調整を行う。
     ※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。(血液型別乳酸菌、オーダー乳酸菌など)  

    Aミネラル調整を行う。
     ※ここも発症の原因解決が目的。・・(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)天然ミネラル濃縮液 七海を摂取する。  

    B皮膚phを弱酸性にする。
     ※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。四輝水というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防   ぐ。   

    C皮膚を乾燥させる。
     ※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)   

    D母親といつも密接にしておくこと。
     ※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。   

    E母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。
     ※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。  

    F毎日外に出すこと。
     ※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となりますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての 季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)  

    G自信を持つために面談が必要です。
     ※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。

    上記はあくまでも机上ですが、3歳を超えていますので、克服期間に少し微妙なところもありますね。最低2年は予想されます。