Re: トーマさんへ


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投稿した人:トーマ on June 01, 19101 at 12:00:46:

返答: トーマさんへ 投稿した人:のんの on May 31, 19101 at 20:47:26:

私は一人のアトピー患者として、話しをする事ができる
というだけなので、アドバイスとなるものがあるか
わかりませんが、できるかぎり、話します。

まず、
私は幼稚園の頃からアトピーでした。
今もそうですが、今のこの状態はかなり自分のせいだと思っています。
私は幼稚園の頃、何の薬を使っていたか知りませんが
きっと弱いステロイドだったか、何かでしょう。
(このころ腕にできるくらいで、たいした事はない)
小学生になっても、病院をたまにいくくらいで、
ステロイドも小学生だったので、めんどうであまりつけなかったと思います。
(転校生だったので、転校始めの頃はストレスでひどくなったと母はいってましたが。)
中学生になっても、私は性格上、面倒くさがりやで
肌がかさついてもほっておいたし、痒くてもかいていて
朝おきてつめに血がついて気分を害しましたが、
やっぱりこまめにステロイドをぬる事はなかったです。
(このころも、汗をかくところしかできていなかった)
高校生になって、自分で皮膚科に通うようになって
ある程度定期的にかよい、ステロイドもきちんとつけて
いたし、かゆみ止めの飲み薬も(ゼスランなど)のむ
ようになりました。
ここの皮膚科は評判のよいところで、安心して処方されたものを、使っていましたし、これといってひどくなる
こともありませんでした。
(ほんとうに高校生だというのに、安定した肌だった
と思います)
専門学校に入って、高校と同じく、安定していました。

そしてここから、私のステロイドとアトピーの戦いの
はじまりがあります。
それはそろそろ卒業しようとするころ(3年生は授業もあまりなく
生活も不安定になりました)そして卒業製作と恋愛の
ストレスがつもりつもっていきました。
とくに始めての恋人の裏切りに私のいままで生きてきた中で
一番と思うくらいの絶望感と毎日のけんかのくりかえし
が、本当につづき、(なんだか、とっても個人的だけど)
もう生活がめちゃくちゃになってしまいまいた。
(いったいいつ起きているのかも、わからないくらい。)
そして、ここで始めて顔が赤くはれる、症状がでると
いうアトピー体験をしたわけです。
もちろん始めて体全体がひどく症状がでました。
卒業してからも、生活を自分で管理していかなくては
いけない事が私にはうまくいきませんでした。

具体的にいえば、実家にいるので生活に困ることも
なく、仕事をしなくても大丈夫(?)だったので
毎日、家で過ごすことも多くなり、休日は夜中まで
遊んで、朝帰りをしたり、食事もすきかってにして
いました。しかし、自立への不安から将来への自分の
行動をどうしたらいいのか、単純に朝きちんと起きる
こともできず、運動もせず、食事もきままで、単純な
生活というものが、学校という期間をすぎてしまった
私には、どうもうまくいかないという現実にぶちあたり
ました。

はっきりいいまして、私は今でもその傾向にあります。
夢や将来こうなりたい、早く自立して、一人前の大人と
なって生活していきたい、と思っていても、簡単な様で
大きい壁となって、今でも私の前に立ちはだかって
います。
私が思っているには(思う、という思ってしまう逃れられない自分の確信)は、この壁をのりこえるまでは
アトピーは直らないと思うのです。
(直るというのは、薬も一年にたまにしかつかわず、
シーズンで決まって症状が悪くなるとまではいかない
安心した状況にある、という意味で。)

これは重要な事です。
人間には病気というものが存在し、それは悪くも良くも
人間に影響をおよぼします。
とくに、アトピーのような、死に直接かかわるものでは
なくて、とても個人的な精神面で作用される病気は
その人間の生活までも人生までも支配しうるのです。

その中で、私のいままでの、うまれた時からの生活を
みてもらえば、あきらかに、その影響が目にみえます。
学校にいっている時は、すべてが他人に(親にも)
生活を管理してもらっている時期と、今私が目の前に
している自立の自己の管理の時期は、あきらかに
アトピーとともに精神面で成長していかなくては
ならないものなのです。

私も脱ステをしようと思った時がありました。
(ここでいう脱ステとは、ただステロイドをやめて
他の治療も安心するものがなく、とにかく薬はやめる
といった、突発的考えのものです。)
しかしその原因は
ステロイドへの恐怖という情報と、医者への不安、
又、自分の夢が現実になるのか、自立できるのかという
不安の逃げ道でもありました。

しかしそんなのはうまくいくはずもなく、
(だいたい薬はやめるが脱ステも信用はこの行動に
うつす時、なかったのです。)
その不安と頼るもののない恐怖が、さらに私に
ストレスをもたせ、悪化したのです。

のんのさんからの質問ですが、これは簡単です。
どのようにステロイドをきちんと使えるかという事
ですが、
自分が本当に信頼できる医師(という事は、きちんと
自分の日常の不安や症状への解答がある、もちろん
副作用のでるような薬の処方をしない、症状をすぐに
適切に軽減してくれる)の医者に
通うという事です。
けんかをふっかけるくらい、しつこく質問し、いいたい
事はいう、それをきちんと受け止めてくれるという事が
一番、薬になるのではないか、又もらった薬もきくのではないかと思います。
今は簡単にいろいろな情報(良いものも悪いものも)
入るようになって、質問することなんて、いくらでも
あります。この前ステロイドの日本とアメリカで
使うその効果の違いについて記事をみたのですが
それについて、次ぎに医者にいった時に質問する
つもりです。

ステロイドの使用方法は基本はみんな一緒だと思います。(いままで通った医者のいう事は基本的に
同じだったと私は思います。私はいやな医者というのは
それほどあった事がなかったし、めんどうくさがりや
だったので、医者探しもあまりしなく、いとこの人からこの医者がいいといわれて、そこに通うことが多かったです。私はいろいろ住む場所が変わったので、、。)
今通っている、医者は、私がもっともアトピーが
悪くなった時から通っている医者ですが、はじめの時。
「どうしてこの病院にきたの?」ときかれ
「いとこのおばさんが、いい病院だっていって
いたから、きました。」といったら笑っていました。
私はこの先生の話し方が好きなんです。
それからこの病院には女の先生もいてこの方は
やさしいので、適当に、どっちの医者とも、みて
もらいます。
私はステロイドの使用方法よりも、もっと大切なのは
その薬をつけている安心感(質問したりするので心の
不安はとりのぞかれている)だと思うのです。
もちろんステロイドの基本知識は患者がもつべきですが
これは子供の時の私だったら無理だったし、子供ゆえに
薬の恐怖なんてなかったし、又大人になったから
情報はもてるけど、そのたびに薬の恐怖やストレスを
もつことになるので、一概にどっちがよかったか
わかりませんが、、、、。

私はステロイドの副作用というのは、いままで、
感じたことがなくて、(今思えば)薬はもっとも
強いものを使った
時期もありましたが、飲み薬のステロイドというのは
飲んだことがなかったし、それを出してくれる医者も
いなかったし、注射のステロイドがあることも
知りませんでした。
実をいうと、本当にステロイドの恐さというか知った
のは、つい最近なんです。
それまで気にもしなかったし、アトピーについての本も
みた事がなく、反対に知ってからの方が症状が悪く
なった(始めは薬にただ恐怖感しかなかったので)
ぐらいですから。

本当の事をいうと、アトピーは適切な医師の元に
ステロイドを使って、アトピーのメカニズムも
ステロイドの恐さも情報も知らなくて、大丈夫だと
思います。一生ステロイドをつけ続けたとしても
本当のところ、「気にしない」という事のほうが
一番効くのだと思います。
(「気にしない」という事はもちろん薬を過剰に
意識しないし、又つける事にたいしてストレスも
なく、さらにめんどうくさがりやな人はつける
事も頻繁にしなくなってしまうでしょうから。)

しかし知ってしまったものはどうしようもなく
この世は仕方のない事ばかりだし、だいたい
病気は「病は気から」というのは、あたってなく
ないんですね〜。

たぶん、アトピーの重いひとの傾向には、こまめで
神経質な人が多い、又私のように、そうなってしまった
人が多いのだと思います。

病気はもちろん自然に直したほうがいいものです。
しかし薬は時として、意識しない上でかってに症状を
よくしてくれます。
私は昔鼻風邪をひいて、はながつまって夜もねむれない
時の小さいころよりも、簡単に薬で直ってしまって
ぐっすり眠れる今に満足しています。

薬は過剰にとってしまったり、適切でなかったり
すると、毒にもなりますが、現代医学が生み出した
薬はくるしさをなくしてくれます。
もちろん命を救ってくれる事もあります。
ここで薬に逃げているのでは、とか、苦しさは
がまんすればいい、という考えの人もいるでしょうが
それは、その人間の性格でわけられていいのだと
思います。まあ、選ぶのは自分ですから。

なので私は別に脱ステをこれからしたい!と思う
わけではなく、自立に向かって、生活を充実させて
症状が出た時はステロイドに助けてもらって
生き続けてもいい気がします。
例えば、使い過ぎとか、使い続けるというのは
今まで使ってきて体はなんともないし、副作用も
ないし、夏になれば自然によくなるので、
やっぱり、何かに原因、乾燥とか寒いから体をうごかさ
なくなるとか、気分がしずむとか、いろいろある
だろうけど、それはアレルギー体質の私の体では
防ぎようのない事もあるので、それほど自分をせめず
とも、いいのではないかと思うのです。

もちろんこの意見は私の性格上のものなので
いや完全になおすためには薬をやめて自然に体を
強くしたいという意見で、それが性格上あっていれば
それがその人間にとって一番いい方法だと思います。

治療に関して、その人間の数だけ、アトピーといえども症状も違うし
性質も違うので、どれが一番よくそれだけしかないと
いう事はないと思います。
まず、いままでの自分の生き方と、これからの
自分がどうしたいか考え、それを医師に確実に伝え
それにあった治療をしていく事がよいのだと思います。

と、話しが私の話しになってしまいましたが。
のんのさんのいっていた、詳しく医者とどんな
会話をするのか、というのは、
例えば、こういう事です。
「先生、どうして顔がはれたりするんですか?
なんだか皮膚が変で、体と違うんですけど、それで
私が思うにもしかしたら、バイトをやっている時に
ちょうど3月ころから始めたんですけど、顔が
乾燥していて、気になって、ちょこちょこ保湿剤を
汚い手でぬってたんで、それでばい菌が入って
なんか、感染でもしてるのではと思うんだけど。」
先生「顔は体の皮膚よりも弱いからね。はれた顔の
時の症状はみせてもらってないけど、感染してたり
したら、今みたいな状態じゃいられないよ。
もっと悪くなってるから、それはただ顔にでる
体の症状と違うだけで、同じアトピーだよ。
心配ないよ。薬は顔につけても大丈夫な傷薬を
だしておくから。」
「それから先生、昨日かな。朝日新聞で新しい薬が
出たって書いてあったけど。」
「ああ、知ってる。うちでも使えるよ。」
(ちょっとここで、そうかあの薬はきちんと知ってるし、使えるんだ、と医者を確認したのだ。)
「先生。見てみて(ゴソゴソと鞄からファイルを取り出す)ジャ〜ン」
先生はそれをみて、おもしろそうに、あれこれ質問
してくる。
「なんだ、この表みたいのも自分で作ったの?」
「そうそう、いろいろ毎日、どの薬をつけたとか
どういう精神状態だったとか、運動はしたかとか
チェックできるように、作ってみたの。」
「ほ〜(先生感心する)ここまで、きちんと自分の
症状を記録するなんて、入院患者のカルテでもないよ。
几帳面なんだね〜」
私はほめられた事にうれしさを覚え、また自分は
O型なのに、几帳面だったのか〜と思うのだった。

と、こんな感じなのが、個室にしたカーテンごしに
私は診察台に座って、先生はたって、かなりの接近
距離ですが、この病院は患者が多いので、
体を見せる人用に、個室にした区間に3人、別の
普通の患者用に一人と、患者はまっていて、先生が
順番に移動するタイプの診療です。
私は長く、個人的にはなせるように、看護婦さんも
入れない狭い区間で、かなり、喋り込みます、、、。
いやな患者?あはは、、、。

というわけで、長くなりましたが
ともにアトピーという病気をもったものと
して、がんばりましょうね!





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