皮膚疾患に影響がある甲状腺ホルモン


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投稿した人:きのことり on June 04, 19101 at 23:13:23:

医者も知らない甲状腺異常症候群より抜粋

第8章 皮膚の深刻な症状の改善
甲状腺機能が低下していると、それがおできを生じさせたり再発させたりするのには十分な理由があり、それは後述しよう。しかし甲状腺機能の低下はこの他にもにきび、湿疹 荒れ肌、ウインター・イッチ(冬季掻痒症)、魚鱗癬(うろこ肌)などなど多くの皮膚症状の原因になるものである。・・・

皮膚の血液循環は電気的な装置で正確に計ることができる。そして、こういう測定によって、甲状腺の働きが低下していると血液循環も少なくなることが確認されている。甲状腺機能の低下がひどくなると皮膚への血液の供給は、正常のな場合の四分の一あるいは五分の一に減ってしまう。血液循環に伴って皮膚への供給も減るし、同時に老廃物の除去も速やかに、かつ完全にはなされなくなる。血液は老廃物の掃除役をしているものだからだ。この結果として、皮膚は正常な健康状態ではいられなくなり、侵入する細菌に対して正常な抵抗力ももてなくなる。
皮膚の上にはいつも多くのバクテリアがいてこの中には病気をおこさないものもあるが同時に、皮膚に侵入して増殖すれば病気を起こす能力の強いものもいる。皮膚の抵抗力が低下することは、侵入者が入りやすいように敷居を低くしてやることを意味する。・・・

甲状腺療法がもっとも目覚しい効果をあげる一つが湿疹の場合で、湿疹ではかゆみ、むくみ、水ぶくれ、体液の浸出、皮膚の鱗片化などがおきる。・・・私にも、甲状腺機能の低下症とわかり、甲状腺療法をやってみた57人の湿疹患者の臨床経験がある。このうち効果がなかったのは三人だけで、他のものではみな効果があり、ほとんどの患者でその効果は顕著だった。とてもひどい湿疹があった生後七ヶ月の男の子の場合は、体の大部分にかさぶたや出血があって、体の両脇に両手をきつく縛っておかねばならなかった。そうしないと昼でも夜でも体をかきむしって、出血で死んでしまいそうだからだ。この子は甲状腺療法ですぐに効果をみせ、5ヶ月のうちには病気の痕跡も残さず完治した。・・

皮膚疾患が冬季に悪化する理由
甲状腺機能が低下した患者では、皮膚の血液循環はいつでも少なくなっているが、寒い季節にはそれがいっそう少なくなる。これは体温を保つために血液が皮膚からからだの内部に回されるためである。(きのことり注 寝る前にかゆみがますという現象も同じことがおきていると考えられる。)

アトピーのサイトなので皮膚疾患の記述に限って抜粋してみた。
さきに紹介した本に書いてあることを読んで 思ったのは、これだけのわかりやすい 合点がいく説明を聞いたことがない、ということだ。ホルモンの種類にしてもその働きにしても 国内の医者で患者にむけてここまで詳細に語る人がいただろうか。そもそもそうした体の働きについて研究している人がいるのだろうか。
体の働きを理解せずして あてずっぽうに薬を投与しているのではないだろうか。その疑いは濃厚である。


 




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