思いつくまま


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投稿した人:橋本英隆 on February 19, 19101 at 14:54:09:

返答: 初めまして。教えてください・・・(超長文) 投稿した人:りりこ on February 17, 19101 at 02:42:49:

りりこ様

 まず、発症が小学校5年生で、その頃からステロイド剤を塗っていたということですが、ステロイド剤を一週間以上長期にわたって体の中に摂取すると、糖尿病、骨粗鬆症などの様々の副作用を引き起こします。特に怖いのは、副腎の萎縮を引き起こすことです。ステロイドホルモンは体の様々な機能に関与しています。副腎萎縮が起こることにより、自己でのステロイドホルモン分泌が出来なくなります。当然アトピーの場合、ステロイド剤使用を中止することにより、自らステロイドホルモンが放出できず、リバウンドが起こります。ステロイド剤はその場しのぎの薬であり、根本の改善にはなりません。一刻も早くステロイド使用を中止し、自ら、ステロイドホルモンの分泌を行える体にする必要があります。

 次に、保湿、スキンケアについてですが、油分の多い軟膏を使うことによって大きな問題があります。
 一つは皮膚phの問題です。通常、皮膚のphは4〜5.5の弱酸性となっています。そして、その場所にはプロキオン酸バクテリウムという常在菌が住み、皮膚への外敵侵入を防いでいます。炎症を起こしている部分はphは7となり、黄色ブドウ球菌が住み着いてます。皮膚を正常に保つには、黄色ブドウ球菌を倒し、常在菌を増やすことが基本となります。ワセリン等の油分の多い軟膏は、ほとんどがph7となっています。これでは黄色ブドウ球菌を死滅させることは出来ません。また黄色ブドウ球菌を死滅させるため強酸性水を使う方がいます。確かに、強酸性水を使えば黄色ブドウ球菌は死滅します。しかし、同時に常在菌までもが死滅することになるのです。これでは皮膚を正常に保つことは出来ません。

 油性の軟膏を使用することによるもう一つの問題は、皮脂の問題です。油分が皮膚に塗られることにより、皮脂出ていると勘違いをし、それを慢性的に続けることにより、自ら皮脂を放出しなくなるのです。皮脂が放出されないことにより、外敵からの攻撃に対し、容易にダメージを受けてしまいます。
これらのことから皮膚の恒常性を保つためには出来るだけ、油分入っていない、ph3〜4のローション等を使い殺菌する事が良いかと思います。また、保湿が必要であればph5.5のゲルクリームを使用するのも良いでしょう。

 腸の問題ですが、アトピーの方々の乳酸菌の数は、便検査の結果ほとんどが健常人に比べ千分の一に減少しています。アトピー性皮膚炎は免疫が過剰に働いた状態であり、免疫系を正常に働くよう調節する必要があります。そのためには免疫系に関わる自律神経を調節する必要があり、その調節をするのが腸内細菌なのです。腸内細菌は食物から体に必要なビタミンを合成したり、ホルモンを分泌したりと様々な働きをし、結果として自律神経が正常に働くように調節しています。ということは、いくら良い食事を取っても腸内環境が崩れていれば自律神経の正常化は出来ず、免疫系の調整は出来ません。腸内環境を整えることが大切です。

 もう一つ、良質のミネラルを摂取することが重要です。アトピーの方々は毛髪分析を行うと、ミネラルバランスはほとんど狂っています。ミネラルは体の恒常性を保つために重要な役割をしています。ただし、減っているミネラルを単独で補うことは危険です。ミネラルはナトリウムとカリウムのようにすべてが密接に関係しています。そのため総合的に摂取する必要があるのです。

アトピーを克服するためには基本的に健常人の体と何処が違うのかを判断し、その部分を正すことが大切です。しかしこれらのことをすれば完全に良くなると言うことではありません。精神的な面も関与してきます。現代のストレス社会の中でストレスを受けずに生きることは不可能です。その中で生きるためにもストレスに負けない体を作ることが必要ではないでしょうか。



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