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返信2007/03/06 17:38:04 赤嶺 福海  
Re: 3歳の男児のアトピーと乳酸菌摂取について
ことこ様

3歳という年齢は、いろいろと判り始めた多感な時期ですね。少し厄介な年齢と思うのは、今まで多くの会員さんをサポートして経験から思うことです。乳酸菌やミネラルの摂取で基礎的な条件は、少し長いですが半年くらいで整うと便検査から確認しています。が、症状が比例するかというとそうではないのです。逆にスタート時期より悪化したというようなことも多くありました。それは、子供さんが本能に任せて、「痒い」と感知すれば、痒みが収まるまで掻き続けるのです。1歳のようなひ弱さではなく、強い力で深く掻くために、分厚い広範囲の症状と変化してゆきます。そして、条件反射ではないが、時間があればその部位を常に触ったり掻いたりします。当然、症状は治まらず、空気中の雑菌群の感染の巣となってゆきます。さらに、その菌の増殖とともに分泌される分泌液が体内に侵入しないように爪で掻き削るのです。深い傷と、血がにじみ出て見ていても母親は苦しくなるでしょう。

さて、お子様は1歳の時点で解決を見たような状況となったのでしょうが、2年後何かの原因で再発したのです。結果には原因が必ずあるのです。不可解なシステムになっている体のどの部位が悪化して発症したのかは、神以外わからないでしょう。しかし、単純化して考えれば、皮膚炎症を起こさないお子様との差はどこにあるのかは、一目瞭然、、、便検査を行っている我々はすぐに理解できます。そうです、腸内細菌のアンバランスといえるでしょう。腸内細菌は、体が常に一定の条件を維持するために重要な成分を産生して必要各細胞へミネラルを通じて送られて正常に働くものなのです。
この条件整備を行わずにここまで来られたことは、当初の基礎条件をも出さずに経過したことにあるのではと推察できます。

いま、乳酸菌やミネラルの摂取、蓬水の使用などで解決方向に向かいましたが、すぐに解決できるものではありません。さらに、状況の戻らない苛立ちの状況は、さらに、腸内細菌やミネラルを減少させてゆきます。よって、内部解決には最低でも半年以上は要すると予想しています。

また、皮膚調整には蓬水の塗布で、空気中の雑菌群が炎症部位で生息する分を排除しなければ、いつまで経っても異物侵入を阻止している自己の皮膚常在菌棲息が出来なく、正常な皮膚となることはありません。
蓬水の使用目的は先述しましたように、雑菌の棲息排除ですから、傷部分に使用するのが重要なのです。冷たいのも嫌がる原因ですから、少し人肌くらいまで暖めて使用すると良いかもしれませんね。夏場は逆に常温でも良いと思います。少し、話も理解できるようになったでしょうから、優しく理解できるようにお母さんから理論をお話しするか、怖いお父さんに強制使用するようねじ込むか・・・・ご家庭でお考え下さい。皮膚調整同時進行は必須条件でしょう。

ヨーグルトの摂取ですが、、、、子供は飽きるでしょうね。
ノヴァ総合研究所に「羅漢果」という甘い果実の顆粒がありますので、それを溶け込ませると甘くお菓子感覚で摂取できます。多くのお子様はこれを使用しています。佐藤の400倍甘いといわれますので、少しの使用でも大丈夫です。メープルシロップはやめましょう・・・ブドウ糖ベースですから直接侵入が考えられます。となると、血中での糖分が上昇して、インシュリンを使うことで基材のステロイドホルモンが減少して、症状は悪化することをよく見ます。

浴槽への入浴は出来るだけ止めたほうがよいですよ。一般的には批判されるでしょうが、改善スピードは大きく上がります。入浴によって炎症部位の防衛機能のかさぶたが取れて、風呂上りに感染条件を作り出します。さらに、炎症部位の広いお子様は、温度対応が出来ずに体の中から痒みが発生します。当然掻き崩すわけですから、、、さらに、、感染してとなるのです。
皮膚は2週間全く掻かなければ改善します・・・が、上手くいかないのですね。手袋をしたりしても結果的には逆方向へと進みます。出来るだけ自然で進行することで解決することが、今回のような再発のない改善となるのです。

少し時間は要するでしょうが、あなたが母親なのですからしっかり守ってあげなければ、医者では解決できません。いろいろと勉強して一番よい方法を自身を持って進行あるのみです。そして、家族いったいの体制を作って守り抜いてください!

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