小学生のアトピーQ&A >

【14】小学4年生の女の子 「もういやぁ〜」と叫ぶ言葉に慄く母親

氏名 = ○○ちゃん
性別 = 女
職業 = 小学4年生
年齢 = 10
身長 = 121
体重 = 23
血液型RH = +
型 = A
視力(右) = 1.2
視力(左) = 1.2
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水 = 浄水器
飲料水その他 =
病名 = アトピー
発病年 = 1994
発病月 = 2
治療 =
1歳頃発症し、ステロイドを塗ったり塗らなかったり。3歳頃に一度脱ステロイドを試み、あまりの酷さに3日ほどで挫折。みょうばん水や美肌水を使ってみたり、お風呂に備長炭を入れたりもしました。

2002年7月にステロイドを絶つことを決め、8月にステロイドに頼らず治療する皮膚科を見つけて現在も通院。医師の指導で、漢方をお風呂に入れて入浴。乳酸菌(エンテロノン)を飲み続けるが効果はよくわからない。セルテクトドライシロップも飲ませているがと くに効果があるようにも思えない。

塗り薬は亜鉛華軟膏やレスタミン、アズノール、アンダーム、スタデルム、テラジアパスタ。

2ヶ月ほど、入浴後にイソジン消毒。じゅくじゅくが止まるような気がするけれど、中止。なんとなく波を繰り返しているものの悪い期間が長く、娘も母である私も疲れたため、プロトピックを処方された。

リフォーム(年) = 1998
リフォーム(月) = 3
ステロイド離脱経験 = 有
ステロイド中止(年) = 2002
ステロイド中止(月) = 7
ステロイド中止(日) = 10
ステロイド歴(年) = 8
ステロイド歴(月) = 5
ステロイド使用頻度 = 時々
アレルゲン = ダニ
アレルゲンその他 = 動物
備考 =
不安な気持ちのままステロイドを塗り続け、やめたくてもあまりの酷さに耐えかねてまた塗って、いつの間にか9歳になりました。ステロイドを塗りながらでも成長とともに治るものと思っていたのですが、いっこうによくならず、学校でいじめにあったこともあり、なんとか治してやりたい!そのためにもステロイドに頼るのはやめなくては・・・と思いました。

じゅくじゅくになりその後ばりばりになってはがれ落ちる最悪期は過ぎたと思うのですが、プロトピックを塗る前まで、お風呂も痛がり、朝起きた時も痛い!痛い!と毎日泣き叫んで暴れていました。

プロトピックを4日間塗って一時的にきれいになり体もラクになったものの、その後またぶり返し体にたくさん湿疹が出来、痒みと闘っています。プロトピックは16歳未満にはまだ認可されていないと知り、不安が募っています。

もう10歳ですし、ステロイドを使っていた期間が長いので、抜け出すのにもっと長くかかるであろうと覚悟はしているのですが、それでも本当によくなるんだろうかと不安でたまりません。子供も痒みと痛みで「もういやーっ!」と叫び、私も先の見えないトンネルの中で、あれがいいこれがいいと情報ばかり増えても、本当に何をどうすればよいのかすっかりわからなくなってしまいました。本当に治るのでしょうか。このままがずっと続くのでしょうか。眉毛はステロイドを塗っていた間は濃かったのですが、やめてから薄くなり1/3抜け落ちました。

アトピー治療によいとされているたくさんの道のどれを選べばよいのかわからなくなっています。

某掲示板でここを知り、克服法など読み、まずは相談させていただこうと思いました。よろしくお願いします。




◇ANS
○○○様

さて、お嬢様の件ですが大方の内容は理解できました。

出口の見えないトンネルにはいると、本人も周りの家族も大変な状況に陥ります。特にこの時期からは大人の身体に変化する重要な時期となり、自然環境の状態で大人を迎えなければプログラムを修正することが困難になってきます。いまは、さらにプロトピックの使用をされているとのことですが、ステロイドより危険な薬と判断しなければなりません。免疫抑制をして反応を抑えるのですから、全て反応しなくなると言うことは、雑菌群の感染はアッという間に起こりますし、体内部での免疫機能も低下することとなります。塗布部分の感染も起きやすくなりますので気をつけなければならない薬と判断します。仰るとおり、まだ16歳以下は認可されていません。腎臓移植の時の拒否反応を抑制するために使用された薬で、偶然アトピーの方が手術されたときに一時回復したことから始まった開発薬です。

○○ちゃんは、少々苦労しますが必ず良くなります。第二次成長期前に克服させることが必要です。そのためには、まず普通の子供と同様な条件にすることが必要となります。1歳からの発症原因は、出産時における受菌バランスの狂いと言うことは判断できます。さらに痒みによるストレスで活性酸素が発生し、ミネラルと腸内細菌の異常減少が継続することになります。その補給無しに現在までこられていますので、通常と比べれば大きく差が開いていることは、当方の今までのデーターから読みとれます。特に免疫や消化吸収代謝に関与する小腸に棲息する菌群の減少は異常と見られます。また、ミネラルに於いても活性酸素対応にはMgが多く使用され、異常減少が見られますが、補給は強制的に行っていません。このMgはCaと同様に自律神経に作用するミネラルで、自律神経バランスが大きく崩れることがあり、その傘下にいる「免疫」が異常を起こしてアトピーの直接原因である「免疫過剰」を起こすことになります。

これらの異常は、癌や脳卒中・心臓病のような三大成人病にも見られます。当方にも会員の家族で多くのガン患者もおられますが、同様にこの2点を戻すことをお薦めして、自分の病気の根源を理解することで、「良くなること」を確信するために多くの方が生還されています。この2点(腸内細菌・ミネラル)は、体全部に関与して常に一定の条件を保つための「恒常性維持調節機能」に直接関与して、正常化させてゆきます。アトピーにも同様の方法で進行していますが、「体全体を調節して結果的にアトピーを克服する」ということは、再発はないということになります。

アトピーは皮膚の関与がありますので、皮膚の構造を理解して、その条件整備をしなければ皮膚の正常化は見られません。今の処置では逆方向に進行していますので、(すればするほど悪化する)悪くなることはあっても良くなることは考えられません。特にワセリン類、軟膏類はは危険ですし、イソジンは皮膚にはとても危険です。皮膚の考え方は、皮膚常在菌無しには考えられません。(詳細はHPを)これら菌群は、皮脂がでないときには、自己の菌分裂により「ステロイドホルモン」を産生し、皮脂を出すようになります。この皮膚常在菌が棲息できるような皮膚処理が重要となり、保湿でなく乾燥を継続することが克服する大前提となるでしょう。

下記にいままで行っている子供達への処置方法を記述しますので参考にお読みください。

@腸内細菌の調整を行う。 ※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。
※血液型別乳酸菌 http://www.nova-souken.net/html/arigato-ketueki.html
※オーダー乳酸菌など http://www.nova-souken.net/html/arigatou-order.html

Aミネラル調整を行う。 ※ここも発症の原因解決が目的。・・(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)
※天然ミネラル濃縮液 七海を摂取する。(湯冷まし等に入れる)
http://www.nova-souken.net/html/nanami.html

B皮膚phを弱酸性にする。  ※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。※四輝水というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。    

C皮膚を乾燥させる。  ※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)   

D母親といつも密接にしておくこと。  ※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。   

E母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。  ※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。  

F毎日外に出すこと。  ※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となりますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)  

G自信を持つために面談が必要です。  ※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。



その他小学生のアトピーQ&A

■男子小学生 【1】小学4年生のアトピー性皮膚炎・・・ステロイド剤では、、、。
【2】小学2年生男子のアトピー性皮膚炎・・・ステロイド剤オンリーで不安
【3】小学2年生男子アトピー性皮膚炎・・・漢方との併用は?
【4】7歳・3歳・2ヶ月の3人の男の子 大変だぁ。
【5】7歳・5歳のアトピーに悩んでいます。今年県外への引越しもあり・・・。
【6】10歳男の子にして、8年間のステロイド処置・・厳しいぃ〜。
【7】今はロコイドと保湿剤、飲み薬を続けています

■女子小学生 【8】小学1年生の女の子・・ステロイド処置と漢方、、、厳しいぃ〜。
【9】小学1年生の可愛い女の子・・・薬、薬、薬のオンパレード
【10】小学校5年生の女の子・・漢方を信じて進んできたが、、、。
【11】小学校1年生の女の子・・生後まもなくより発症 卵白レベル6
【12】6歳の女の子・・・詳細報告ないけど予想して返答、、、何か不安
【13】小学校6年生の女の子・・・もういろいろ判断の出来る年齢
【14】小学4年生の女の子 「もういやぁ〜」と叫ぶ言葉に慄く母親
【15】8歳の女の子・・ステロイドが不安で排毒系ハーブ商材使用で解決を?