中学生・高校生のアトピーQ&A

冬休みから学校が始まり、すでに２週間い上過ぎていますので、大分調子は戻っているかもしれませんね。休みで体が止まっているより、動いていた方が調子はよくなりますからね。また、剣道も激しい運動ですから代謝率もかなり上昇していることと思います。

ステロイド歴１０年ということは、１０年前に発症したと想定して返答いたします。（発症時期未記載）

本来、アトピー性皮膚炎は４歳から発症するということはないのですが、ご両親が子供可愛さに処置した薬の問題が尾を引いたものと思われます。

この時期で顔に出ることは厳しいことでしょう。異性も意識し人目を気にする時期となりますので、ストレスは数倍となり根源となる皮膚粘膜、胃腸管粘膜にも影響を与え、さらに条件は厳しくなることを多く見かけます。

もういろいろと理解できる年齢ですから、しっかりと今の症状に至る根源を理解して、その根源解決に全力を尽くし、素晴らしい思春期を過ごしていただきたいと思います。

今の症状の直接原因は、食べ物や菌やダストが体内へ侵入しようとする状況にあるために異物反応を起こし、排泄する症状が通常アトピーといわれる症状なのです。よって、この粘膜改善により異物侵入がなくなり、排泄行為の「痒み」がなくなるのです。しかし、２次的に発生した皮膚粘膜の崩壊により、空気中の異物が侵入となるので、症状部位の痒みは続きます。しかし、この症状部位には多くの雑菌群が蔓延り、侵入体勢を取りますが、部位乾燥によって増殖と侵入が出来なくなります。雑菌の排除が出来ればその部位は瘡蓋になり、異物侵入はなくなりますし、乾燥すれば増殖が出来なくなり瘡蓋となります。そうなんです、今は嫌でしょうが、瘡蓋を作ることが克服の条件なのです。一気に正常皮膚となることはないのです。

兎に角、瘡蓋を造り続けるのです。瘡蓋が出来れば克服のステップ１なのですからね。

処置の方法は、ｐｈ４のローション（油脂系の保湿剤は使わないこと）にて、雑菌排除することと、浴槽に入らないことです。浴槽に入ると異常に強い浸透圧によてせっかく造った瘡蓋が直ぐにはずれ、体液が滲み出て雑菌増殖の条件を造り感染するからです。

第一の原因であった胃腸管粘膜の隙間は、乳酸菌摂取にて粘膜調整をすることが重要です。

また、あなたの人目に対するストレスや痒みによって体内に活性酸素が急激増するためにミネラルバランスは大きく崩れます。よって、そのバランス調整の為にミネラル水を摂取し安定させることも克服の条件となります。

この基礎理論をしっかりと勉強して、克服の道を進んでください。今も大事でしょうが、この先大事な場面がいっぱい来ますので、一歩一歩前進することをお奨めします。この方法は急激には解決しません。が、克服すれば再発はありません。だって、根源解決ですから再発はないのです。たとえ、少々の症状が出たとしてもその理論を理解できていますので、大きく悪化することはないのです。

この様な感じで克服を意識すればよいと思いますが、ご家族と真剣にディスカッションして少しでも早い克服をお祈りしています。