中学生のアトピーQ&A・・・個人の差はあるとしても多くの子供は、第二次性徴期を迎え、異性を意識することとなり、皮膚表面に出るこのアトピー症状は、本人に大きな負担となる。 心無い言葉を発する子供も多く、さらに症状悪化に拍車をかけることになる。ホルモン活性によって通常は良くなることが多いが、このような大きなストレスによって逆転することが多い。医者は、「中学生になると改善しますよ」と気軽にコメントして、さらに薬着けにしてしまう。理解度の強い年齢であり、現状の苦しさから今まで「可愛い子供の苦しみを開放しなければ」と頑張ってきた親に対しても心無い言葉を発するようになる。この年代の治療には絶対的に家族の一体化が重要となる。特に父親の存在は大きく、回復スピードの差はここにあるのだ。 頑張れ、中学生!
氏名 = ○○○○さん
性別 = 女
職業 = 中学生
年齢 = 14
身長 = 146
体重 = 31
血液型RH = -
型 = A
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水 = 浄水器
病名 = アトピー性皮膚炎
治療 = 4歳の頃から腕の関節脇の下膝うらに湿疹がありステロイドを塗ったりして小学校卒業するまで良くなることはありませんでした中学に入学してから更にひどくなり痒みも激しくなり夜も眠れないくらいの痒みが襲ってきます血液検査ではIgeは[2683]です。皮膚科ではユーカリローション、ケラチナミンヒルドイド軟膏、ステロイド軟こう、漢方薬を貰って飲んでいます電子の出る石鹸、入浴剤としてパイロゲンをお風呂に入れています。健康補助食品として紫イペを飲んでいます
ステロイド離脱経験 = 有
ステロイド歴(年) = 7
ステロイド使用頻度 = 毎日
◇ANS
○○○様
一番多感なこの時期に皮膚の炎症があれば、いろいろ辛い場面も多いことでしょう。さらに、これからどうなるのか不安が募ればさらに状況は深くなってゆく恐れがあります。少しここで勉強されて、「自分は良くなるんだ!」ということを理解され、これからの長い人生の糧として良い方向へ向かうことを願って書き込みします。
さて、4歳の頃からの症状ですが、一時的な環境変化や季節変化温度変化などで起きた症状に、ステロイド剤を使用したことから現在起きている症状へとつながっています。その原因はなんだったのか、そしてその処置法は何が良かったのか、ここで確認して回り道にはなりますが、これからの長い人生を想定して、健康な体にすることが重要と思います。
原因はなんだったのか?、、それが何であろうと、今の身体環境は便検査と毛髪分析で確認しますと、「腸内細菌」の異常減少、「ミネラル」のアンバランスが確認できます。私は、当初の症状である「腕間接」「脇下」「膝裏」の症状部位から見て、免疫過剰と判断しています。その症状の原因は記述しました「腸内細菌」「ミネラル」のアンバランスにあります。この調整なしには、安定した免疫バランスを保つことが出来ません。
当室では、体内調整はこの2点で解決できます。処方は「乳酸菌摂取」と「ミネラル摂取」という簡単な方法です。
皮膚調整も目に見える症状で、処置法の間違いで大きく差が出てきます。今行われている処置は、まず厳しい状況であるといわざるを得ません。
ユーカリローションはさておき、ヒルドイド軟膏、ステロイド軟膏は、何としても外さなければ解決の糸口を見つけることが出来なくなります。ステロイド剤のことはその理由を後述します。
その基材にはワセリンであったり、軟膏であったりしますが、これらは油脂系であり皮膚と外界の遮断をして反応を防ぐことや薬の浸透を施すために使用されますが、ph7(中性)であり皮膚phの弱酸性(5)とは大きく差が出て、皮膚表面に棲息して外界の敵の侵入を防いでいますが、この有用皮膚常在菌が死滅することになるのです。この有用菌群の死滅は、皮膚構成のためには厳しい状況をもたらし、雑菌感染を容易に引き起こすことになるのです。電子石鹸?も不必要ですし、パイロゲンの入浴剤も不要です。私は、今の炎症している部分を浴槽につけるのは大反対です。炎症部分の瘡蓋は一気にはずれ、体液の浸潤で空気感染を引き起こしますし、瘡蓋の範囲が減少しません。さらに、風呂上りの体温調節が上手くいかず、体内からの痒みがあふれ出て、結果的に掻痒行為で炎症部分は拡大してゆきます。お勧めは、シャワーです。気持ち悪い部分の洗浄だけで簡単にしてください。すぐに身体を拭きph4ローションで処置するだけです。常に皮膚は乾燥を心がけ、自己の再生機能を高めることが必要と思います。
漢方も私の反対治療法です。アレルギーに良いといわれる漢方薬品の殆どは、「根者」漢方で、土の中に埋まっている植物です。そして、これを乾燥したり発酵させて作用させて作ります。多くの漢方は作用しやすいように発酵させて成分を抽出させ、そのものが作用するように仕組まれています。多くのアレルギー対応漢方は、ステロイド様作用をします。そして、多くの量を体内へ入れて作用させるのです。その多くは不要分として排泄させますが、そのときに起きる排泄異常で肝臓の機能が低下して、通常排泄が出来なく可能性があり、肝腎機能低下に陥っていることが多く診られます。それらが起きると第3の排泄機構「皮膚」からの排泄となるのです。漢方を多用される方にお腹や背中や頭に湿疹の出来る方を多く見ます。紫イペはどのようなものか確認できませんが、おそらく発酵させて抽出したものであれば、成分が直接作用して、自己の成分が作用しなくなりステロイド剤と同様の問題が起きるのです。酵素やビタミンB群もまったくステロイド剤と一緒の作用が起きます。
批判ばかりの書き込みとなりましたが、多くの体験から見出したものです。
下記に上記の内容をまとめて、処置方法や考え方などを記載しますので、参考程度にお読みください。
@基礎条件の整備(アトピーでない人と体を同条件にする)
※腸内細菌の調整・・乳酸菌摂取5兆個/1日(ヨーグルトにて)
※ミネラル摂取・・総合ミネラルとして
A皮膚phの調整(感染防御)
※今は、黄色ブドウ球菌からの感染範囲を広げないことが重要となります。よって、黄色ブドウ球菌が死滅して、有用菌が生存できる方法が必要となります。皮膚は皮膚常在菌なくしては成立できない。皮膚常在菌が棲息でき黄色ブドウ球菌などの雑菌は排除する。
※脱入浴も感染防御の方法となる(重要)。感染は水分が一番の問題であり、風呂にはいると体温異常によって痒みが出て外部から掻き崩し感染する。また、カサブタが落ちて体液が出ることで感染条件となる。
B胸を張ること(重要項目)
※この行為は、「免疫過剰」の原因である免疫の司令官「Tリンパ球」の活性場所が胸の「胸腺」であることから、この場所の活性は胸張りと宝石などのペンダントで活性させる。胸張りはお金も一切かからない。胸張っている人にアトピーはいない。また、免疫低下のガンの方もいない。
※胸の当たりの皮膚がつっぱって胸張りが出来ないという方が多くおられますが、起きた後の体操で少しづつ伸ばせるようにすること。
C学校に行くこと(五感の活性・重要項目)
※これらの行為は、自律神経の活性につながる。当然早起きもしなければならないし、考えることも多くあり代謝量も増すことになる。出口が見つかれば明るく振る舞える。
D早起きの励行
※学校が休みでも必ず早起きは行う。アトピーは自律神経に大きく関与しており、交感神経の信号の時には、必ず起きて行動しておくこと。そうすると、眠れない夜も眠れだすようになるし、症状も改善してゆく。
E笑いを多くすること
※笑顔の多い人は、ストレスや活性酸素は留まらない。笑顔の形自体が脳からストレス防止のホルモンが出ることになる。(βエンドルフィン)
F親同伴の面談を行う
※先の懸念から克服の理論を家族・彼全員が理解して、一致協力の下に克服の治療行動することが、克服のカギです。
以上が克服のシュミレーションとなるが、これから6ヶ月間は基礎条件整備期間となり、それ以降が回復パターになると考えられます。その間は、報告や不安な気持ちを持たないように常に勉強することが必要で、「大丈夫、後1ヶ月でこの状態は脱して、それからはドンドンと良くなる」という意識が体に入り込めば良くなってゆくでしょう。しかし、毎日多くの時間からだを見つめれば、見つめた部位は大きく変化してゆきます。どれだけ、明るく笑顔でがんばれるか、胸を張る時間が多くなるかによって、克服の期間は設定できます。・・・と、言っても一直線で良くなることはありません。毎日変わる環境や生活パターン、ストレスの差で良くなったり悪くなったりの繰り返しとなりますが、悪くなったときの精神状態の如何で、大きく落ちるか戻るかの分岐点です。この分岐点をいかに上にあげるかも克服スピードのポイントとなります。
今の学生生活の内に解決することが重要となりますが、思いによっては時間が早くなったり遅くなったりしますので、不安なとき、悪化の時のサポートが特に重要となりますので、私たちが存在するのですが、その文面や言葉が、その状況回避には重要となりますので、進行するとなれば面談をし、指導者の考えやイメージを理解してその文面や言葉を受けることが、正確な理解となり、面談は克服の大きな要因となりますね。
ステロイドは、今の状態を回避するくらい大きな役割をしているのですが、外部からの生理作用では、自己のステロイド受け入れは出来ずこの様な状態は続きます。今のところは物理的に止めることは出来ませんが、辛いでしょうが、基礎条件整備と外部処理処置の方法しかありません。出来るだけ多くの克服行動を起こすことが、少しでも早く解決できる方法となります。
胸張って、笑顔で、元気に毎日を過ごしましょう。
・と、言っても難しいでしょうが、少しでもこれからの回復の参考になれば幸いです。