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【4】3歳男の子・・ステ離脱、、、リバウンドに苦しみ漢方へ

氏名 =
性別 = 男
職業 =
年齢 = 3
身長 = 96
体重 = 15
血液型RH = +
型 = AB
飲料水 = 浄水器
飲料水その他 = 逆浸透水
病名 = アトピー性皮膚炎
生後1月ぐらいからホッペがかさかさ。1歳になる前ぐらいに足に赤い斑点が見られるようになり、皮膚科でワセリンを塗布。1歳半を過ぎたころから軽いステロイドも混ぜたものをほぼ全身に塗布。2歳になるころ突然うなじにポツポツと発疹、抗ヒスタミン剤。3歳になってステロイド離脱。体中湿疹が出てあまりにも辛そうなので断念。漢方薬を飲み始める。

住居年 = 3
住居築(月) = 9
ステロイド離脱経験 = 有
ステロイド歴(年) = 2
ステロイド歴(月) =
ステロイド使用頻度 = 毎日
アレルゲン = ダニ
備考 = いつかきっと直したい!そう思う反面いつになったら・・・と、不安が頭をよぎります。1歳半の弟は足首とひじの内側からじくじくします。かさかさと、じくじくと二人はタイプが違うようです。上の子は抗ヒスタミン剤を飲まないと夜中に痒がります。それでも飲まないほうがいいのでしょうか。じくじくは、お風呂に入らないほうがいいのですか?その上に蓬水を付けていいのでしょうか?何とか二人を正常にしたいです。



◇ANS

小さなころからの発症で、すぐにでも解決したいという親心は痛いほど理解できます。おそらく、現在でも100人中90人以上はステロイド剤や漢方薬の服用などの処置で進行することでしょう。3歳にステロイド剤の使用を停めたことは凄い勇気だったと思います。おそらく担当の先生と努力されたのだと思われます。しかし、漢方では、いまのアトピーにおける根源の解決にはなっていません。おそらく、その先生も自分の治療と今の症状においても理解できず、皆様に説明できないものと推察します。

私の思うに皮膚科や小児科が考える原因も治療法もないのではなく、発症という結果は、必ず原因があるのです。その根源を解決しない限り克服への道へは向かわないような気がします。いや、多くの克服者を見て確信しています。このことを基本に、お子様の克服へのヒントとなるべく書き込みをいたします。参考程度にお読みください。 アトピーという言葉は「不思議な」という意味です。どんな症状が発生するかは予想できないのです。特にステロイド剤を使用して一時的に押さえる方法を取ったら、厳しい環境になるのです。

当方で一番解決に苦労しているのは、2歳を超えた子供さんなのです。第一次成長期を通過すると、それまでのプログラム構築がなされていることと、自我に目覚めた行動は、本能で「痒い」と感知すると、解決するまで強い掻痒行為があり、内因的に解決しても表面の状態はなかなか解決できず、ご両親も長い改善期間に疲れ果てることがしばしば見られます。すでに、3年近くステ離脱しても解決に至らないのは、自我行為ではなく根源の改善がなされていないからではないかと思います。約2年以上、薬にて体を動かしているので、それを自力で解決できる身体にするには、相当の力が必要になると思います。「三つ子の魂百まで」と申しますように、一生の基本的プログラムは、3歳までに確立されます。この3歳は数えの3歳ですから、満2歳となるのです。しかし、ステロイド剤の続行をしていたら、成人アトピーの引き金となることは間違いありません。いま、このお子様が小学校に入学するまでには、普通の身体にして同級生との差を解決させ、ストレスを発生させないことが重要です。

「21世紀を担う子供たちに健康な体と心を」を基本に考えて活動を行っており、何としても子供だけは良くしなければ、この社会は大変なことになると思っています。

「何故アトピーになったか」「普通の子供と何処が違うのか」ということが、この克服の基本と言って良いのではないでしょうか。その差は、最初の菌摂取のアンバランスによる「腸内細菌」(乳酸菌群)バランスの崩れが引き金となっています。間違いなく、出産後に「免疫過剰」となっています。発生する「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」等が痒みや血管拡張を引き起こします。この痒みにより、ストレスが発生し活性酸素となり、さらに、「腸内細菌」の減少・アンバランスを起こすのです。その継続が、更なる減少と「ミネラル」などのアンバランスをも引き起こすのです。よって、克服の基本は、普通の子供と同様な身体にすることが第1段階となるでしょう。できるだけ多くの種類と菌数を設定した乳酸菌摂取と痒みによって減少した「総合ミネラル」の摂取が必要でしょう。その解決がスタートラインとなるのです。その後は、お子様の持つ治癒力に賭けるのですが、症状の度合によって解決の期間は決まります。(子供は大人が思うように弱くはありません。逆に大人の数倍治癒力は強いと認識しています)

その皮膚症状によりますが、皮膚についての考え方は、有用皮膚常在菌を中心に考えて進行しなければ、正常な皮膚には戻りません。このことなしには皮膚の解決へ向かいません。顔は浸透圧が高く、悪くなるのも良くなるのも早いのです。皮膚常在菌のことを考えれば、、、脱入浴が重要となります。(後で説明します)

腸管の内側は「体外」と考えるのですが、この表面にはびっしりと腸内細菌が棲息して身体を防衛したり、身体に必要な成分を作り出したりして、体内への侵入を防いでおります。皮膚の表面すべてにも、皮膚常在菌(有用菌)が、1平方センチ内に10の6乗個棲息して、正常な皮膚を保っているのです。また、皮膚表面はph5に保ち、雑菌群の棲息ができないように仕組まれています。いま、炎症を起こしている現状は、ph7となっており、空気中の雑菌群が棲息できる条件を保っています。特にワセリンや軟膏はph7となり、皮膚呼吸もできない状態となり、外部との遮断システムで反応しない環境を作っています。現在、雑菌群が棲息しやすい条件となっており、その部分に体液や水分があれば20分に1回の増殖となっております。30回増殖すると、1センチ四方の大きさとなるのです。いまの表面炎症は、殆どこれら雑菌群の繁殖による反応と増殖による炎症と考えられます。乾燥も皮膚常在菌不足です。

これらを回避するには、雑菌群の排除を考えるのですが、皮膚常在菌の棲息をも考えて殺菌を考えるのです。それには、成分殺菌(イソジンなど)しないで、ph4で殺菌すると雑菌は死滅、皮膚常在菌は棲息できる条件となるのです。当方では、「蓬水」というph4ローションを推薦しています。また、上記の条件から、皮膚を乾燥させることが雑菌増殖を抑制することになります。特に、入浴し症部分のカサブタを強制的に外せば、体液が出たり、温度差による排泄作用が逆転して、異常な痒みが発生し、さらに掻痒作用にて炎症が広がり、感染条件を作ることとなります。

私は、厳しいかもしれませんが、「脱入浴」をお薦めしています。一般的な克服法からすればまったく逆方向のような気もしますが、上記の理論からすれば、一番早い解決方法と結果から判断しています。多くの子供がこの方法にて解決の道を見つけ、いち早く普通の生活に戻っています。(あ、押しつけではありませんよ)日本の常識からすれば全く逆となりますが・・・。

それから、ステロイド剤や抗アレルギー剤はこれからは一切使用しないことです。学生や社会人にはこの様な方法はとりませんが(廻りに対するストレスが薬の悪より上回るため)、子供であればできるだけ早く外し、克服までの期間を短くすることです。ステロイド剤の副作用は、すでにご存じと思いますが、頑張ってストップしたのですから、これから先絶対使用しないことです。

また、抗アレルギー剤においても、その作用は小さくても体内においての活性酸素量は大きく発生させます。その影響は、風邪薬を飲むのと同様な作用を体内で起こすこととなります。。

漢方薬においても同様のことが言えるのです。実は、アレルギー症状に対応している薬は全て「ステロイド様」成分を含んでいるのです。その素材は全て根物で、土の中でステロイド様成分を含んでいるのです。それらは「糖鎖」で繋がれておりますが、発酵させることでその糖鎖を外し、多くの作用をするように仕組んでいます。一生で約1gしか産生されないステロイドホルモンを1日1g以上摂取させるわけですから、余剰分の排泄にどれだけの成分を必要とするかなのです。多くのマグネシウムと酵素を使用するために、排泄器官である肝臓と腎臓が疲弊してきて、今の症状となったと推察されます。アトピー症状を解決させるには、必ずこの肝腎機能を正常化させない限り解決しないのです。それら余剰の成分を便や尿から排泄できないと、、、第3の排泄器官「皮膚」から排泄させるのです。その方法は、体の柔らかい部分に痒みを与えて掻き崩させ、その部位から排泄させる方法を人間の体は持っているのです。そうしないと、人間は生きていけないからなのです。

アトピーの方は、病気ではないのです・・・強いからその症状が起きるのです。生命力があるのです。

すべて薬を切り捨てて、自分の身体で解決させることが重要と判断します。人間は、ロボットではありません。何処が悪いから切除したり、誰にでも合う成分で体を動かしたりすれば、当然、身体はそれ無しには生きてゆけなくなります。

動物や植物とメカニズムは一緒なのです。季節があり温度があり雑菌があり、・・・少しの変化も逃さず、生きてゆく術を自力で行っております。時計やクスリもありませんが、自力で解決しているのです。人間もその様にできているのでしょう、今まで多くの方々は、薬無しで解決できているのです。それは、この自然を理解して、朝起きて、夜寝て、ご飯を食べて生きているのです。その事が正常にできないからいろいろな症状が出てくるのでしょう。その原因は、薬による影響は大であり、自然の環境とそぐわない条件を作っているためと思われます。

これらのことを参考に下記に克服までのシュミレーションを書き込みましたので、何らかの克服の参考にしてみて下さい。

@腸内細菌の調整を行う。(乳酸菌の摂取)   ※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、   ここの調整は不可欠となる。   子供に乳酸菌を摂取させる。 Aミネラル調整を行う。   ※ここも発症の原因解決が目的。   (痒みによりミネラルバランスが崩れるため) B皮膚phを弱酸性にする。   ※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの    有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。    「蓬水」というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌    を防ぐ。 C皮膚を乾燥させる。   ※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。こ    の感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、    患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。    風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。    (病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆) D母親といつも密接にしておくこと。   ※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると    不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させる    ことが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行    することが、子供を安心させることとなります。    母親の「抱っこ」は最高です E母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。   ※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、 「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って   楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時   に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となりま   す。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。 F毎日外に出すこと。   ※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、そ   の季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変   化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となり   ますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36   度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての   季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬   と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持   するためです。(車でも構いません) G自信を持つために面談が必要です。   ※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方   や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導   者の判断も確信の1つとなるでしょう。

上記はあくまでも机上ですが、おそらくこの事で解決の糸口となり、克服できるものと思われます。しかし、この年齢は、少し時間のかかる年齢となりますので、一直線で解決とは至らないと、今までの経過から想定できます。(0歳であれば100%この通りになります)あ、弟さんへの理論も同様ですが、年齢から苦労するのは間違いありません。しかし、、、頑張って健康な大人にさせることが親の使命です。

シュミレーションの中でも、記述しましたが、ご主人(祖父母様が同居でありましたら同様です)の意識がこの解決には、重要なポイントとなるでしょう。子供は、母親だけを意識して生きています。その母親の不安や動揺は、子供も同様に不安が募り「活性酸素」が大きく発生するので、症状も即座に悪化します。母親は側で見ている子供の悪化を、普通であればまともに正視することは出来ません。だから、少しでも早く良くしたいと言うことで、薬の使用となったのでしょう。この解決には、少々の苦しい状況を数ヶ月経験しなければなりませんので、母親の体力は大きく低下します。そこを父親がどれだけ母親を支えるかによるのです。母親の安定は、子供の安定に繋がりますので、この克服の重要なポイントは「父親」とその「両親」となるのです。少しでも、「やはり、薬で・・・」と1人でも思えば、母親の意識も崩れ、ストレスが大きく発生します。 ここに克服のための「父親」の位置を訴えたいと思います。

わかり辛い文章となりましたが、あなたの相談の返答とします。

そう、主治医はあなたです!




その他赤ちゃんのアトピーQ&A(幼児のアトピー)

■男子3歳〜5歳 【1】4歳と2歳の子供について・・・暗い気持ちです。
【2】3歳男の子ステ使用・・・アトピーの子供がいますが、今度新築します
【3】5歳男の子ステ離脱・・・2歳半からの発症、、、辛い!
【4】3歳男の子・・ステ離脱、、、リバウンドに苦しみ漢方へ
【5】2歳と4歳の子供について・・・アメリカより
【6】1歳8ヶ月保育園へ・・ステ離脱2ヶ月目
【7】4歳男の子 喘息からアトピーへ
【8】4歳男の子 3ヶ月発症 3年間ステロイド使用
【9】毎晩痒がって起きます(3回くらい)
【10】3歳男の子 生後1ヶ月より発症 ステロイド→漢方

■女子3歳〜5歳 【11】5歳直前の子供・・・皮膚炎、喘息、食物アレルギー
【12】3歳女の子プロトピック使用・・・0歳から発症、赤ちゃんの頃から便秘気味
【13】3歳の女の子・・・子供の風邪について教えてください
【14】3歳の子供・・・判らずにステロイド剤使用してしまいました
【15】3歳の女の子 掻きすぎて爪は波打っています
【16】3歳女の子  ステロイドに依存したくない
【17】3歳保育園児 やはりアトピー?
【18】4歳保育園児 脱ステ中 早く治って欲しい