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【18】4歳保育園児 脱ステ中 早く治って欲しい

氏名 = ○○○ちゃん
性別 = 女
職業 = 保育園
年齢 = 4
身長 = 100
体重 = 14
お酒 = 飲まない
タバコ = 吸わない
飲料水その他 = 水道水にきららの石を入れて脱カルキしたもの
病名 = アトピー性皮膚炎
発病年 = 平成18
発病月 = 4
治療 =1ヶ月頃に乳児湿疹。アンダーム軟膏。 満1歳頃より湿疹、ヒルドイドとステロイド。 特に、頭皮と背中を痒がっていた。
ステロイドは、顔にはロコイド、体にはリドメックス。徐々に減らしましょうといわれつつも、1日おきまでは出来ても、その後、1週間に1回にしようとしても、すぐぶり返してできなかった。
血液検査では、卵白とチーズ、ダニほこり、花粉に反応。卵は、しばらく完全除去だったが、4歳からは、卵そのものの料理だけ除く。
寒冷じんましんらしきもの、慢性じんましんらしきものも、でたことがある。 現在は、6月より脱ステ中。 住居年 = 15
ステロイド離脱経験 = 有
ステロイド中止(年) = 2009
ステロイド中止(月) = 6
ステロイド中止(日) = 15
ステロイド歴(年) = 3
ステロイド歴(月) = 3
ステロイド使用頻度 = 時々
アレルゲン = 卵
アレルゲン = ハウスダスト
アレルゲン = ブタクサ
アレルゲン = ダニ
アレルゲンその他 = チーズ

備考 =脱ステして、2ヶ月くらいは、ひざ裏と、ひじの内側に浸出液。それがおさまると、赤みのある細かい湿疹とガサガサが、全身に広がっていった。今は、手のひらと足の裏以外は、全部、ガサガサで猛烈な痒み。掻き傷が全身にあり、痒みをなんとかしてやりたい。皮膚科からは迷惑がられ、今は自己流で脱ステ。しばらくプロペトを塗っていたが、今は、馬油とシアバターで保湿。頬に浸出液が2ヶ月でていたが、最近、おさまってきた。皮膚科でもらった亜鉛華軟膏も使うこともある。

ヒルドイドはかぶれると言われ、最近は使っていない。腸内細菌を、脱ステと同時に、毎日、飲んでいる。便通は、非常によい。とにかく、痒みが辛い。毎日、泣き叫んだり、もだえたりしている。夜中も、5,6回起きる。私も、つい、叱ってしまい反省している。掻くと、その場に、粉がたくさん落ちる。はやく、リバウンドが終わって、治ってほしい。どうしたら、いいですか。ミネラルは、何が足りないのか分からないので、飲ませていません。




◇ANS
○○○様

生後1ヶ月からの発症とその後の処置による体への影響、その間、萌々果ちゃんの体は大きくなり、体のプログラムも構築されてきました。その間の処置もステロイド剤を中心とした保湿とし、本来自分で処置しなければならないことを薬や保湿剤で進行してきたことになります。

親としては、子供の苦しみを少しでも早く解決しようと頑張ってきたことは判ります。しかし、その事が萌々果ちゃんの苦しみを継続させたことは事実です。それは、医者が悪いと私は思っています。おそらく宮沢さんが掛っている医者も、お子様の今の症状を改善させることは出来ません。発症の根源を理解できていない医者が、その根源解決をすることは出来ません。一時的に処置しての表面改善は、自力で解決する萌々果ちゃんの治癒力を処置ごとに低下させてきました。その後のご両親の処置も、直ぐに良くなる治療法を求めて走り回ったことでしょう。その間も萌々果ちゃんの苦しみは拭えませんでした。

そして6月より意を持って脱ステを決行。そして半年が経過した今も厳しい状況を振り払えず、出口の見えないトンネルに入り込んだのでしょう。あなたの書き込みの文章から、推察できます。あなたの元が良くて萌々果生まれてきた萌々果ちゃんを何としても改善させなければなりませんね。そのキーポイントはあなたの知識の会得とあなたの行動にあるものと思います。

多くの情報から、腸内細菌がアトピー性皮膚炎の改善には必要と理解して摂取されているのでしょう。その摂取がどの様にして解決するのか、しっかり理解することなのです。それが、どのポイントでどの様に解決へいたるのか、直ぐに良くなることはないと思っているでしょうが、おそらく設定期間が短いのではないかと思われます。

これまで4年間の薬剤治療と保湿治療しているのですから、それと一緒の期間が必要と思っても過言ではありません。そして、人間はロボットでもありませんし、乳酸菌を摂取すれば良くなるものではありません。その乳酸菌改善シェアは30%程度だと私は皆様にお知らせしています。

今起きている萌々果ちゃんの毎日続く痒みの苦しみは、あなたが想像する数倍の痒みなのです。それを毎日耐えているのです。あなたが諦めたり、投げやりになったりしたらお子様はもう良くなることは無いでしょう。あなた自身が、萌々果ちゃんに安心を与え続けなければ良くならないのです。あなたの安心を継続させるためにご主人の力が重要なのです。これは家族の戦いです。

4歳からのスタートのお子様も多く診させていただきましたが、同様の状況でスタートした方々には差が出ていますが、0歳児の改善の2〜4年を経過しています。その差は、ご家族の、特に母親の意識と比例しています。

克服の基礎処置は、乳酸菌による腸管粘膜処置と肝腎機能を中心とした排泄器官の整備、痒みの連続によるミネラルバランスの崩れの修復のため総合ミネラルの摂取、皮膚粘膜整備のためのphローション塗布で、改善のための物理処置は出来ます。 皆様の目的は、皮膚の改善と痒みの解消となるのですが、その奥の重要ポイントがありますので時間を要するのです。

その他に多くの内容はありますが、基礎的な克服条件と含めて書き込みますので参考程度にお読みください。あ、重ねて書きますが、あなたの書き込み文章の内容が気になりますね。

「21世紀を担う子供たちに健康な体と心を」を基本に考えて活動を行っており、何としても子供だけは良くしなければ、この社会は大変なことになると思っています。

「何故アトピーになったか」「普通の子供と何処が違うのか」ということが、この克服の基本と言って良いのではないでしょうか。その差は、最初の菌摂取のアンバランスによる「腸内細菌」(乳酸菌群)バランスの崩れが引き金となっています。間違いなく、出産後に「免疫過剰」となっています。発生する「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」等が痒みや血管拡張を引き起こします。この痒みにより、ストレスが発生し活性酸素となり、さらに、「腸内細菌」の減少・アンバランスを起こすのです。その継続が、更なる減少と「ミネラル」などのアンバランスをも引き起こすのです。よって、克服の基本は、普通の子供と同様な身体にすることが第1段階となるでしょう。できるだけ多くの種類と菌数を設定した乳酸菌摂取と痒みによって減少した「総合ミネラル」の摂取が必要でしょう。その解決がスタートラインとなるのです。その後は、お子様の持つ治癒力に賭けるのですが、症状の度合によって解決の期間は決まります。(子供は大人が思うように弱くはありません。逆に大人の数倍治癒力は強いと認識しています)

その皮膚症状によりますが、皮膚についての考え方は、皮膚常在菌を中心に考えて進行しなければ、正常な皮膚には戻りません。このことなしには皮膚の解決へ向かいません。顔は浸透圧が高く、悪くなるのも良くなるのも早いのです。皮膚常在菌のことを考えれば、、、脱入浴が重要となります。(後で説明します)

腸管の内側は「体外」と考えるのですが、この表面にはびっしりと腸内細菌が棲息して身体を防衛したり、身体に必要な成分を作り出したりして、体内への侵入を防いでおります。皮膚の表面すべてにも、皮膚常在菌(有用菌)が、1平方センチ内に10の6乗個棲息して、正常な皮膚を保っているのです。また、皮膚表面はph5に保ち、雑菌群の棲息ができないように仕組まれています。いま、炎症を起こしている現状は、ph7となっており、空気中の雑菌群が棲息できる条件を保っています。特にワセリンや軟膏はph7となり、皮膚呼吸もできない状態となり、外部との遮断システムで反応しない環境を作っています。現在、雑菌群が棲息しやすい条件となっており、その部分に体液や水分があれば20分に1回の増殖となっております。30回増殖すると、1センチ四方の大きさとなるのです。いまの表面炎症は、殆どこれら雑菌群の繁殖による反応と増殖による炎症と考えられます。乾燥も皮膚常在菌不足です。

これらを回避するには、雑菌群の排除を考えるのですが、皮膚常在菌の棲息をも考えて殺菌を考えるのです。それには、成分殺菌(イソジンなど)しないで、ph4で殺菌すると雑菌は死滅、皮膚常在菌は棲息できる条件となるのです。当方では、「蓬水」というph4ローションを推薦しています。また、上記の条件から、皮膚を乾燥させることが雑菌増殖を抑制することになります。特に、入浴し症部分のカサブタを強制的に外せば、体液が出たり、温度差による排泄作用が逆転して、異常な痒みが発生し、さらに掻痒作用にて炎症が広がり、感染条件を作ることとなります。

私は、厳しいかもしれませんが、「脱入浴」をお薦めしています。一般的な克服法からすればまったく逆方向のような気もしますが、上記の理論からすれば、一番早い解決方法と結果から判断しています。多くの子供がこの方法にて解決の道を見つけ、いち早く普通の生活に戻っています。(あ、押しつけではありませんよ)日本の常識からすれば全く逆となりますが・・・。

それから、ステロイド剤や抗アレルギー剤はこれからは一切辞めることです。学生や社会人にはこの様な方法はとりませんが(廻りに対するストレスが薬の悪より上回るため)、子供であればできるだけ早く外し、克服までの期間を短くすることです。

また、抗アレルギー剤においても、その作用は小さくても体内においての活性酸素量は大きく発生させます。その影響は、風邪薬を飲むのと同様な作用を体内で起こすこととなります。。

すべて薬を切り捨てて、自分の身体で解決させることが重要と判断します。人間は、ロボットではありません。何処が悪いから切除したり、誰にでも合う成分で体を動かしたりすれば、当然、身体はそれ無しには生きてゆけなくなります。

動物や植物とメカニズムは一緒なのです。季節があり温度があり雑菌があり、・・・少しの変化も逃さず、生きてゆく術を自力で行っております。時計やクスリもありませんが、自力で解決しているのです。人間もその様にできているのでしょう、今まで多くの方々は、薬無しで解決できているのです。それは、この自然を理解して、朝起きて、夜寝て、ご飯を食べて生きているのです。その事が正常にできないからいろいろな症状が出てくるのでしょう。その原因は、薬による影響は大であり、自然の環境とそぐわない条件を作っているためと思われます。

下記にこれまでの方々への指導内容を書き込みますので参考にしてください。

@腸内細菌の調整を行う。(乳酸菌の摂取)※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。子供に乳酸菌を摂取させる。

Aミネラル調整を行う。  ※ここも発症の原因解決が目的。(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)  

B皮膚phを弱酸性にする。※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。「四輝水」というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。

C皮膚を乾燥させる。※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)   

D母親といつも密接にしておくこと。※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させることが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなります。母親の「抱っこ」は最高です  

E母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎらいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。  

F毎日外に出すこと。※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となり  ますので重要な行動です。暑いときも寒いときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春秋に変化は現れます。冬  と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)

G自信を持つために面談が必要です。※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また、指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。

上記はあくまでも机上ですが、おそらくこの事で解決の糸口となり、克服できるものと思われます。しかし、この年齢は、少し時間のかかる年齢となりますので、一直線で解決とは至らないと、今までの経過から想定できます。(0歳であれば100%この通りになります)

上記はあくまでも机上ですが、おそらくこの事で解決の糸口となり、克服できるものと思われます。しかし、この年齢は、少し時間のかかる年齢となりますので、一直線で解決とは至らないと、今までの経過から想定できます。(0歳であれば100%この通りになります)

シュミレーションの中でも、記述しましたが、ご主人(祖父母様が同居でありましたら同様です)の意識がこの解決には、重要なポイントとなるでしょう。ご両親の不安や動揺は、子供も同様に不安が募り「活性酸素」が大きく発生するので、症状も即座に悪化します。母親は側で見ている子供の悪化を、普通であればまともに正視することは出来ません。だから、少しでも早く良くしたいと言うことで、薬の使用となったのでしょう。この解決には、少々の苦しい状況を数ヶ月経験しなければなりませんので、母親の体力は大きく低下します。そこを父親がどれだけ母親を支えるかによるのです。母親の安定は、子供の安定に繋がりますので、この克服の重要なポイントは「父親」とその「両親」となるのです。少しでも、「やはり、薬で・・・」と1人でも思えば、母親の意識も崩れ、ストレスが大きく発生します。

ここに克服のための「父親」の位置を訴えたいと思います。



その他赤ちゃんのアトピーQ&A(幼児のアトピー)

■男子3歳〜5歳 【1】4歳と2歳の子供について・・・暗い気持ちです。
【2】3歳男の子ステ使用・・・アトピーの子供がいますが、今度新築します
【3】5歳男の子ステ離脱・・・2歳半からの発症、、、辛い!
【4】3歳男の子・・ステ離脱、、、リバウンドに苦しみ漢方へ
【5】2歳と4歳の子供について・・・アメリカより
【6】1歳8ヶ月保育園へ・・ステ離脱2ヶ月目
【7】4歳男の子 喘息からアトピーへ
【8】4歳男の子 3ヶ月発症 3年間ステロイド使用
【9】毎晩痒がって起きます(3回くらい)
【10】3歳男の子 生後1ヶ月より発症 ステロイド→漢方

■女子3歳〜5歳 【11】5歳直前の子供・・・皮膚炎、喘息、食物アレルギー
【12】3歳女の子プロトピック使用・・・0歳から発症、赤ちゃんの頃から便秘気味
【13】3歳の女の子・・・子供の風邪について教えてください
【14】3歳の子供・・・判らずにステロイド剤使用してしまいました
【15】3歳の女の子 掻きすぎて爪は波打っています
【16】3歳女の子  ステロイドに依存したくない
【17】3歳保育園児 やはりアトピー?
【18】4歳保育園児 脱ステ中 早く治って欲しい