赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)

赤ちゃんのアトピーQ&A(乳児のアトピー)

自分の赤ちゃんがアトピーになるなんて夢にも思わなかったことでしょう。 ご両親は慌てて病院へ行き「すぐに良くしてもらおう」と思うのが普通です。しかし、赤ちゃんアトピーは病気ではないのです。生きる為にアトピー症状を発しているだけなのです。赤ちゃんは自分でアトピーを治す術を持っているのです。

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10か月の息子が生後6か月頃からあごと体に湿疹ができはじめ・・・

現在10か月の息子です。生後6か月頃からあごと体に湿疹ができはじめ、ステロイドの怖さは知っていたものの、医者の言うままに、キンダベートとロコイド軟膏を使用しています。湿疹は治ることなく、あごのよだれかぶれはひどくなる一方。あごのところには、離乳食を食べさせる前にプロペトも塗っています。

アトピーと診断されたわけではないのですが、6か月頃から顔と体に湿疹ができはじめ、医者の言うままにステロイドを使用してしまいました。湿疹はひどくなる一方で、この先何をどう改善したらよいのか悩んでいます。

◇ANS
生後6ヶ月より発症したということは、体温調節のために起きた症状かもしれませんが、ステロイド剤の処置によって状況は厳しくなりました。どんな親も子供が痒がったり苦しがったりすれば、医者に行って直ぐに解決したいものです。これまでの処置は間違っているとしても致し方ないところです。

症状の出方から、腸管粘膜の崩れと排泄器官である肝腎機能の低下が見られます。この両方の症状の根源に腸内細菌の不安定が予想できます。いや、間違いないでしょう。この克服にはこの処置は必須であり、改善のスピードにも大きく差が出ます。2月にステロイド剤を絶っていますので、今現在で約3ヶ月、ある程度安定した症状となっていると予想できますが、出来るだけ早く第一原因である腸管粘膜の調整は必要です。また、第2の原因でもある皮膚粘膜調整も合わせて進行すれば改善スピードは少し早くなるでしょう。

この10ヶ月からのスタートは、克服期間を言い切れないのです。6ヶ月までのお子様であれば間違いなく1歳半までには完全克服しますが、調整時期に第一次成長期を迎えることとなり、第一の原因解決は出来るのですが、目的である皮膚症状の改善には、痒いという感覚がなくならない限り、強い力でその感覚がなくなるまで掻き続け、症状は悪化したように見られます。よって、改善しないということになるのです。ただ、この方法は直ぐによくすることではなく、一生80年のための体つくりを目的として、この改善によって再発のない体にすることなのです。

しっかり改善のメカニズムを理解して、いち早い克服をお祈りします。下記にこの症状のメカニズムや改善法を記載しますのでお読みください。病院の処置とは全く逆方向となっています。ということは、病院のマニュアルでは改善するどころか、改善できない体にしているのです。

まず、この症状の根源は出産時または出産後の授菌バランスが狂ったことにあります。通常、この社会で生きるための免疫を構築するために乳酸菌を摂取するのですが、何かの原因でその条件が出来なかったとは間違いないでしょう。 雑菌群優勢の腸管では、体温36度で増殖をし毒素を分泌するために強制的に免疫は生きるために強化しなければなりません。それが、この症状の「免疫過剰」状態を作り上げるのです。それは病気ではなく、お子様が強いために起きる症状なのです。 それを病院(皮膚科、小児科とも)では、その症状のみを無くす処置を行うために、さらに基礎条件は悪化して簡単には解決できない体にすることを多く見ています。 特にご存知のステロイド剤は、体の根幹でもある「自律神経」にも影響を与え、体全体のバランスをも狂わせることにもなるのです。厳しい状況はこれから起きてくるでしょうが、慌てなくてもお子様は自分で解決する術を持っています。苦しい顔をするでしょうが、ここは心を鬼にして頑張るしかありません。

一生に約1gしか産生しない「ステロイドホルモン」を、この小さな子供にその数倍も入れるわけですから尋常な処置ではありません。 大きな作用をする生理物質で、抗炎症、抗ストレス、自律神経安定、皮膚バリア構成等々、人間が生きるために重要な役割をしています。また、自己産生されるステロイドホルモンは全て記号を有しており、必要細胞の同記号の受容体にしか作用しないシステムとなってもいます。しかし、私にもあなたにもお子様にも作用する「フリーステロイドホルモン」を1ヶ月以上使用して体を動かすと、自己のステロイドホルモンはその細胞へ作用しなくなるのです。回復には最低3ヶ月を有することとなるのです。離脱すると、その間、ステロイドホルモン本来の役割は出来なくなり、皮膚バリアの崩壊、異常な痒みの発生、自律神経系の異常、炎症、ストレス蓄積、感染と人間が生きるために弊害となる症状が吹き出てくるのです。

しかし、多くの成人アトピーの皆様を見るにあたり、何とかここでくい止めをしない限り、1人の成人アトピー者が発生することになるのです。(大袈裟ではありません)この第一次成長期を通過するこの時期に、一生のプログラムが構築されるのです。第二次成長期(男子12~15歳)で確定なのです。小学校にはいると人目を気にするようになり、子供の心ない言葉に極度に反応するようになります。高学年になるとその傾向は一層大きくなり、中学での離脱は数倍のエネルギーを要することになるのです。高校になれば、余程の決断がない限り実行は出来ませんし、親の言葉も通じなくなるのです。 ステロイドホルモン剤を徐々に外して回復させることが出来れば、これ程の問題にはなりません。

0歳の子供でも「痒い」と感知すれば、体内にストレスによる「活性酸素」が大量に発生して、アトピー性皮膚炎の直接原因「腸内細菌」アンバランス(減少)となり、免疫過剰状態が起きるのです。風邪薬の抗生剤も同様となります。腸内細菌は、体に必要な成分を作る工場なのですが、腸管で細胞に必要な成分生成が出来ずに、一歩手前の成分で体内に侵入することから、抗体活性して異物反応(アレルギー)が起きるのです。この根源は、腸内細菌の不安定(異常減少)となります。生後1ヶ月からの発症ですから間違いなく、ここが原因となります。

アトピー性皮膚炎調整にこの腸内細菌調整が必須というのはこの為なのです。また、アトピー性皮膚炎の多くの方々の便検査をすると、正常の方の1000分の1となっています。これは子供も同様の数値となっているのです。

腸内細菌は身体の細胞に必要な成分を作り出す工場と判断して良いのです。その工場で作られた成分を各細胞へ運搬するのが「ミネラル」なのです。これも、痒いという感覚にてバランスは大きく変貌してゆきます。特に自律神経系に重要なミネラルである「マグネシウム」「カルシウム」が異常数値となり、自律神経系に指示される器官は大きく変貌してゆくのです。特に免疫は直接作用するものです。このミネラルもアトピー性皮膚炎調整には重要なポイントとなるのです。

皮膚調整にワセリンを基材とした保湿剤を使用してきたようですが、これも症状悪化の大きな要因となっているのです。油脂系使用で外部接触を遮断して反応を阻止していますが、・・・正常皮膚には皮脂膜でバリアをして皮膚呼吸しながら外部遮断して体を守っています。外敵菌が皮膚についても浸入できないようにphも「5」として、「7」の菌群が棲息できないようにしているのです。それらの主役は有用菌の「皮膚常在菌群」なのです。皮膚バリアが崩れれば、直ぐに再生できるように「皮膚常在菌」は、ステロイドホルモンを分泌して、皮脂膜を構成して外部侵入を防いでいます。ワセリンや軟膏などの保湿剤はph「7」であり、皮膚を守る「皮膚常在菌」は死滅してゆくのです。症状の出ている部分には「皮膚常在菌」は一切棲息せず、黄色ブドウ球菌群の棲息となっているのです。 腸管も「腸内細菌」、皮膚も「皮膚常在菌」と菌の棲息条件が、このアトピー性皮膚炎治療に重要なポイントとなっているようです。

アトピー性皮膚炎の結果には必ず原因があります。(原因と結果の法則)その根幹を解決しない限り、いつ再発するか判らないのです。いや、解決できないままにステロイドホルモンや抗アレルギー剤治療を行うことがどれ程危険か、今一度考えなければなりません。人間は食べて生きています。この基本で体が動くようにしない限り、いつまでもこの悩みは続くことになるのです。

「腸内細菌」「ミネラル」「皮膚常在菌」調整で全て解決するわけではありませんが、基本の考えは、「体全体を調整して結果的にアトピー性皮膚炎を克服する」といった感じとなるのです。だから再発はないのです。

「三つ子の魂百まで」と申しますように、一生のプログラムは数えの3歳で構築されるのです。満2歳なのです。・・・

モノで良くなるのであれば、これ程多くの方々が悩むことはないのですが、・・この解決には、ご両親の知識(理論理解)、家族一体の頑張りと、自然との融合が重要となります。それほど、アトピー性皮膚炎は複合した系の崩れになっているのです。 特にステロイドホルモン剤による自律神経系の乱れは、体全体の乱れにも繋がるのです。四季を感じなくなったり、昼夜反転したり、温度感知が逆転したりするのです。これらの正常化が、克服の基本となるのです。そのためには、アトピー性皮膚炎でない子供の条件を作り上げることが必要になります。

大人でも我慢できない「痒み」を、小さな体で受けているのです。皮膚感覚が麻痺するために他の感覚は敏感となり、空気の波も読みとるようにもなるのです。その感覚は、親の不安も読みとり、小さいながらに苦労をしなければなりません。

何としても解決してやってください、お子様を。

下記に克服への考え方を再度まとめて書き込みますので、参考程度にお読みください。

①腸内細菌の調整を行う。  ※発症の原因は、受菌バランスが狂ったために発症なので、ここの調整は不可欠となる。  お子様に乳酸菌を摂取させる。  ※血液型別乳酸菌・・粉末摂取2g(2包)  ※オーダー乳酸菌など・・理論を理解できた希望者のみ     ②ミネラル調整を行う。
 ※ここも発症の原因解決が目的。・・(痒みによりミネラルバランスが崩れるため)  ※天然ミネラル濃縮液 七海を摂取する。1日5滴程度(湯冷まし等に入れる)    

③皮膚phを弱酸性にする。
 ※皮膚バリア機構は「皮膚常在菌」にあるため、これらの有用菌を正常に棲息させれば皮膚も正常となる。   ※蓬水というローションにて皮膚PHを安定させ雑菌を防ぐ。1日何回でも構いません。      

④皮膚を乾燥させる。
 ※アトピー症状での大きな問題は「感染」にあります。この感染には水分(体液は感染の最悪条件)が必須となり、患部を絶対に濡らさないことが早めの解決に効果を示す。   風呂に入らないことが早く良くなる秘訣です。(病院では清潔にするため入浴を充分してと指導・・逆)   

   ⑤母親といつも密接にしておくこと
 ※子供は母親をいつも頼りにしており、母親が遠ざかると不安で仕方ない。辛いときは常に近くにいて安心させる。ことが重要です。少し長い克服期間を自信を持って進行することが、子供を安心させることとなりま  す。    

⑥母親をいつもサポートできる父親の理解が重要となる。
 ※毎日24時間子供のそばにいて辛い状況を見るに当たり、「本当に良くなるのだろうか?・・いっそ、クスリを塗って楽にさせた方が・・」と言う気持ちが必ず来ます。この時に一緒になってがんばれる言葉やねぎ  らいが重要となります。子供の克服にはこの行為が一番重要となります。  

  ⑦毎日外に出すこと。
 ※人間も動物も植物もこの自然環境の中で生きており、その季節や状況によって毎日身体は変化しています。その変化を性格に受け取ることが、常に一定に出来る身体となりますので重要な行動です。暑いときも寒い  ときも常に36度一定の身体にしなければなりません。生まれて初めての季節を1年間経験しますので、春  秋に変化は現れます。冬と夏の環境は逆転しますが、それでも同条件の身体を維持するためです。(車でも構いません)  

  ⑧自信を持つために面談が必要です。
 ※これで本当に良くなるのだろうか?この指導者の考え方や人間性はどうなのか、信じて良いのか?・・また指導者の判断も確信の1つとなるでしょう。

上記はあくまでも机上の処置となっていますが、普通の赤ちゃんと同様にピカピカの皮膚となるでしょう。

→アトピー完全克服法(生後まもなく発症)
→アトピー完全克服法(1~2歳発症)
→アトピー完全克服法(3歳~第二次性徴期発症)
→アトピー完全克服法(第二次性徴~成人発症)

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